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ネタメモ
2011/12/22 01:49



「ほぎゃああああああ!!」

 何かが生まれたような雄叫びの後、ズドドドドと騒がしく近付いてくる足音に、男はにんまりとあまり人から好まれないような笑みを浮かべた。どうやら成功したらしい。時計を確認すればジャスト3分。うむ。まあまあの時間だ。合格点をやってもいいだろう。
 さて次はとさっさと頭を切り替えたところで煩く打ち鳴らされていたドアがとうとう吹き飛んだ。本来ならば核弾頭レベルの攻撃でなくてはびくともしない筈の鉄壁である。それが脆い消し炭のようになって音を立てて崩れた。それをダス!と踏みつけてやってきた青年―沢田綱吉は般若の顔をしていた。
 普段はマフィアのボスだというのに優しいだの温厚だの天使だの(一部は傾倒している信者の部下曰く)と言われている綱吉のその変化に、しかし男は慣れたように別のことに気を取られていた。何しろ久方の新記録だ。少し眼を見張って早速前回のデータと比べてみる。
 まるでこちらに注意を払わない男に、それが確信犯であるとわかっている炎を纏った綱吉は、益々闘気を燃え上がらせた。
「聞いてんのかお前!ヴェルデ!!」
「人の室内に土足で無断で侵入してきておいて何を言う」
 掴み上げんばかりの勢いにも構わずに些か雑然とした室内から迷わずファイルを取り出し捲る。
 それに綱吉のこめかみがひくりとなるが、最後の一線を必死に守ろうとしているのかそれ以上は近付かない。代わりに努鳴る。
「ここはボンゴレの領地だろ!」
「だが今は依頼を受けた私の空間だろう。私が好きにしていいという契約の筈だが?」

 何か間違っているか?と、やっと視線を向けた名前通りの碧青の髪の男。ヴェルデは興味の薄い視線を向けた。
 聞かずともわかる、そのモルモットに向ける視線にとうとう綱吉の中の最後の糸は、ぷっつりと途切れた。








完璧に我が家のヴェルデはツナたんをモルモットにしか見てません。
そんでツナたんが嘗てない程ぽんぽんと相手に怒鳴りつけてます。
リボとかにも結構容赦ないですが、それでもやっぱり可愛いなあとか親愛の気持ちはあるのですが(ただの家族愛)、ヴェルデだけはもう別ですね。ほんとただの腹立ちの気持ちしか発生してません。相手が自分を全く好きじゃない。ただの実験材料ととしか見てないってわかるので、基本昔から人の顔色覗っちゃうツナたんでも嫌われようがなにされようがコイツならどうでもいいわ!!って勢いになってるのがヴェルデです。
だから思いっき本音ぶちかましてます。
今のところヴェルデ以外にここまで遠慮せず言える人はツナたんはおりません。
それが周りからしたら羨ましかったりするんですが、ツンデレとかじゃなくて本当にツナたんは嫌なだけなんですが周りにわかって貰えないという(笑)

そんなヴェルツナ(長いな

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