2018/01/08 20:45 「カネキくんが食べながらカネキくんを食べたい」 「カネキさんすっごくかわいい、お腹やさしくかき混ぜてあげますからね」 「先生スキスキスキスキスキスキもうどこにもいかないで好き先生」 「・・・・・・」 夢をみた。 なんとまぁ、恐ろしい夢だろうか。 日常化している体を食い荒らされたりする悪夢の類ではなく。ある意味愛されてるんだろうけど。どうにも僕には気が重いと感じてしまう。 (というか、胃にもたれるというか・・・) 夢に出てきた面々の顔を思い出して、思わず口元を覆う。・・・うん、吐きそう。僕には少しばかり重すぎる。 いくら見た目が麗しかろうが、好みだった人だろうが、嘗ての可愛い教え子だろうが。 「無理なんですよね、月山さん」 「僕はいつでも大歓迎さ、カネキくん」 「・・・」 会話にならない。 壁にめり込みながら滔々となにやら語っている喰種は自称美食家である。そして、勝手に人の寝所に潜り込んでくる変態でもある。趣味嗜好はそれぞれだし、差別するつもりもないが、その対象が自分となれば話は別だ。 「・・・知ってますか、喰種って意外と脆いんですよ、眼球とか」 「カルマートカネキくん」 comment (0) |