2013/02/23 08:11 ふと、気付いた。 今、覗きこんでいるのは煙草の箱。 通常であれば数時間もあれば消費しているものだった。しかし、それは2日程前に開封したもので、本来ならばとっくに無くなっているべきものだった。 それがまだ、半分とは言わないが、残っている。 「・・・・・・・」 「笹塚さん?」 オフの為か、のろのろと動いていた脳内を、覚ます声がした。 少し眼線をずらせば自分の半分程しか生きていないような少女。 (――――あぁ、なるほどね) 少なくなる訳だ。 この子の傍は、息がしやすい。 笹塚さんが多量の煙草を吸うのは、自分だけが生き残ったことの謝罪のような自分への十字架みたいなのだったとして、それでさっさと自分の身体など朽ちればいいという想いとでもシックスを殺すまでは死ねない。しかし怨みが薄れない為に自分の身体にタイムリミットをつけているようなもの。 そうやって自分の身体を苛めるように苦しめる為に吸っていたけども、でも独り生き残ったことで息がし辛くなって吸うというのもある。 という妄想が前提の話。 ぶっちゃけただ弥子ちゃんにニコチン吸わせたくないからってだけでもいいけど。 弥子ちゃんの前では吸わないようにしてた→一緒にいる時間長い→煙草吸わない時間増える→あれ煙草吸ってなくね?みたいな流れでも全然可。 もっと長くしてあげたかったけどこれはどちらかというと漫画にしたいネタだと思ったね。 comment (0) |