ハローハロー!
こちらは没落インテリ夢小説の
総評を載せている後書きページ!
苦手な人はブラウザバックプリーズ!
まずは
クソくだらない思いつきの人気投票にお付き合い頂きまして、本当にありがとうございました。深く御礼申し上げます。
作品は真面目なのに作者が「定期的にふざけないと死ぬ病」なので、常々申し訳なく思っています。
書き終わった時点で、女性向け二次創作研究家の
ルチアナさんに見せたのですが、
・夢小説にしては文章が硬い
・長い
・夢を見せてくれない
・キャスティングが悪い(4人中2人がAセク1人はリア充)
・
っていうか帆来くんの話怖えよという「これは夢小説ではない」な評価でした。そりゃそうだ。
またBaの話が出来上がった時に、
たみさんにもお見せしましたが、
・
キャラ崩れがないとお褒めにあずかりました。いや、そりゃそうだって。
そう、気付いてしまったのですが、
私がいくら二次創作を書こうとも、原著作者が私であるゆえに、すべてが「公式」「続き」「ただのスピンオフ」にしかならんのです。
良い意味なのか悪い意味なのか分かりませんが「いつもどおり」な仕上がりです。
せいぜいページ下部のグラデーション文字タイトルとカッコのなかのテキトーなポエムが「夢小説あるある」の体裁を保っているといったところです。ゼロ年代後半のインターネット個人サイト時代のエムペ/リゼあたりを知っている人なら分かるネタ。俺は高校生だったなあ……
インターネット懐古はさておき、そんな感じで、以下、各話の後書きを掲載します。
せっかくなので以降は小説の方を読み終わってから、見て頂けると嬉しいです。
(で、この後書きもルチアナさんには
「夢小説のあとがきはこんなに硬い文じゃない」
「後書きは『管理人も◯◯くんに◯◯されたい///』みたいな願望を書く場所だ」
とお叱り? を受けました。こんなにふざけて書いてるのに!)
第4位 Ba : 夜の汀へ三次創作(二次創作の二次創作ではなく、実在人物=三次元の人物を題材にした創作)における夢小説のサンプルが全然取れなかったのだが、こんな感じなのかなと。
彼はAセク(らしい)が帆来くんと違って人間が好きなので、詩苑さんが思うよりも関係はうまく続いたのではないか……でも詩苑としてはこの罪悪感たまったもんじゃないよな……と、書いた人間は書いたこのお話に一番感情移入できる。というかこれ青野理史を名前変換対象にした方がいいんじゃないの? でもってこのデート代も巡り巡れば彼に貢いだ詩苑さんの懐から出てるんだろうな。
ちなみに人気投票では1票しか入らなかったしその1票は山川のサブアカウントによる。がんばれよ……そんなんだから
ジゾ君に人気取られるんだよ……
時代設定は2003年頃だろうが、なんかこの人、バブル感が拭えねえな。
第3位 X : The Tiny Vexations『Cipher』では登場人物名がアルファベット1字で統一されているため、名前変換なし。名前が欠けていない=働く必要がない=恵まれたお嬢様といったところ。
そもそも夢小説に名前変換は必要なのか? 中学の頃ジャニオタの同級生に「名前変換できるweb小説」の存在を教えられた時、「それは一人称、二人称を駆使すれば登場人物の名前を書かずに済むのでは? 名前変換に頼るのは甘え」とボロクソに毒を吐いた思い出がある。でもまさか10年後に自分で書く羽目になろうとは思いもしなかったね。
タイトルのいい加減さといい、抽象的なシーンを重ねた本文の書き方といい、4話中もっとも夢小説に近い代物ではないかと思うのですが、いかがだろうか。
夢主のデフォルト名「植草詩苑(うえくさ しおん)」の元ネタ『ヴェクサシオン』が演奏される。「いやがらせ」だとか「些事」とかそんな意味。作者がラヴェル嫌いとかではないのでご安心ください。
2位 帆来くん : 待ち合わせは瓶底で(知名度的に)ぜってえ1位になると思ってたけどまさかの2位。
彼と愛を交わすには海生無脊椎動物に生まれなければならないので、最も夢小説から遠ざけられたキャラクターである。夢主を本当にクラゲにしてやろうかとも思ったがそんなファンタジーは起こらなかった。
お分かりの通りこの夢小説4作は全編に渡って結ばれる組み合わせがひとつもないが(これは夢物語ではない)、サカサクラゲと帆来くんだけは相思相愛だったと思うよ。
ありがちな叙述トリックといい、オチといい、タイトルの感じといい、よくあるところの「狂愛」ネタだったかな。
1位 森澤晴記 : ブラーインザブルーまず「森澤晴記の源氏名」という出オチについて解説。デフォルト名「プリティー桃子」は書体の老舗「モリサワフォント」が発売している脱力系筆文字フォント
「プリティー桃」に由来。よく居酒屋のメニューに使用されているので、見覚えあるのではないか。
ついでに
森澤の女装はランダムで3種ある。頑張りどころを誤っている。
ついでのついでに、最後に「よおプリティー桃子(笑)」と学内で囃される元ネタは、宮沢賢治20歳のエピソードに由来する。賢治(20)はお芝居で「全智の神ダークネス」を演じ、その迫真の演技が評判になった。(
Wikipedia「宮沢賢治」>その他のエピソードを参照)
「全智の神ダークネス」の衣装は
顔面黒塗り・黒い衣装・目の周りだけ銀だというので、女装の方が幾分かマシだと思います(宮沢賢治全集か何かに書いてあったような。ググれば出てきます)。よおダークネス(笑)
そのうち森澤の所属していた文芸部についてのお話を某所に投稿しようと思っていた矢先だったので、良いタイミングで(?) そのプレスリリースを(?) 公開できたのではないかと思う(?)。ご期待ください。
『水底の街について』のマジの直後から始まり、月くんと「彼女」も登場。その点に関してはさすが人気投票1位相当のサービスを出来たのではないかと思うが、まあ報われないけどね。分かるよ。キャストが悪い。これに尽きる。
以上「夢小説って言ってんのにまったく夢みられねえじゃねーか」問題に関しては、
「キャスティングが悪い」(夢小説って言ってんのに恋愛感情の無い連中や既に伴侶のいる人物を連れて来るな)(更に言えば作者も恋愛物に向いていない)に尽きるのですが、じゃあ誰なら書けるというのだろうか。
同じ『Cipher』でも俳優たちなら、あの世界での需要や書き甲斐があるだろう。たぶんVなんかは「確かに恋だった」の
コレとか
ソレとか
アレとか使って書かれてそうですね。0は
コッチの方ね。ステレオタイプにね。
ほか高校生の八月一日夏生なんか没落インテリにはないキラメキがあって扱いやすいと思いましたが、彼も彼で恋愛よりか幼馴染との寄り道買い食いタイムやメル友との談義や推しバンドの情報収集に勤しむタイプだと思うんで、なんというか、愛の為に生きている人間がひとりもいねえぞ……
私の作品は原作名・原作者名・URLや書籍タイトルを掲載して頂ければ、(著しい名誉毀損に該当しない範囲で)二次創作や作品で遊んで頂いて構いませんので、もうどなたか私の代わりにやっちまってください。僕には無理でした。
ってな感じで蛇足が続きましたが、小説は小説として、たまの気分転換にお楽しみ頂けたのなら幸いです。
2015年もお付き合い頂きましてありがとうございました。
つづく2016年もどうぞ宜しくお願いします。
【終わり】