ご飯を食べ終えソファーに皆座ってお茶を飲んでるとパソコンが眩しい光を放っていた。
「あ、誰か来るよ。今度は誰が来るんだろうね。」
皆で見ているとパソコンから出て来たのは・・・・
「は・・・・・?」
出て来たのは頬に傷痕のある絶対カタギじゃない人でした。
その人の目線は明らかに政宗を見ていた。政宗を見てみると場が悪そうに舌打ちをしていた。
「政宗様!!あれほど先に行くなと言いましたのに貴方って御方は・・・・!!」
「sorry、sorry、そんなに怒んなよ小十郎、masterが見てんぜ。」
小十郎という男は、はっと此方に向き直り私に挨拶をした。
「お初にお目にかかります、マスター。
私は片倉小十郎、政宗様の腹心で御座います。私のことは小十郎とお呼びください。以後お見知りおきを。」
「え、あ…此方こそ宜しくお願いします。」
小十郎は顔はアレなのにとても礼儀正しくて正直驚いていたりもする。政宗は小十郎の説教から逃れたとホッと息を吐いていた。
「片倉の旦那、他の人達は?」
佐助が小十郎にまだ中にいるであろう人達の事を聞いていた。
「ああ、彼奴らか。もう少しすると出てくると思うんだが…」
「ふーん、てかマスターなんで固まってんの?」
「いや、あれだろ、小十郎の顔が怖すぎて固まってんだろ。」
「政宗様?!」
「Sorry、」
政宗が私の前で手を叩いた。
「はっ!ご、ごめん。思考がとんでた。小十郎が 挨拶をしてくれたとこは覚えてるんだけど……。」
吃驚していると隣から笑い声がきこえてきた。この声の持ち主は政宗だった。
「政宗、どこか面白い所あった?」
「いやっなっ何もっ・・・!!」
政宗は口を抑えて必死に笑いを堪えている。それを見ていると自然に笑いが込み上げてきた。こんなに笑ったら頭が痛くなるな、と思いながらそれを楽しんでいたのは本当の話。
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