昔から親友は器用だとは思っていたけど・・・
「まさかボーカロイドを改造するなんて・・・」
あれからそろそろ帰ると言った刑部を見送った。
家には私とソフトの入ったイラストの無いケース。
とりあえず、起動させてみようかな
リビングに戻りパソコンを起動させた。
ケースを開けて、ソフトを見る。
ソフトにはただ、刑部の字でBASALOIDと書かれているのみ。
どんなものなのかわくわくしながら
パソコンに読み込ませた
10%… 59%…… 83%…
取り込みさせながら、私のよく親友について考えた。
刑部は私の理解者だ、もしかしたら親よりも私を知っていてくれているかもしれない。
なんて考えていたら、98%にまで数字が達していた。
後少し・・・
99%になると
徐々に光出したパソコン
「え、・・・は?えぇ!?」
眩しくて反射的に目を閉じた。
光が消えたのを見計らいゆっくり目を開けたら・・・
「ハジメまして、こんにちは、俺様のマスター・・・・・・会いたかった・・・!!」
なんだかよくわからないけど
派手な髪の男の子に
いきなり抱き締められました。
←