※原作設定
※エースがサニー号にごろごろしに来てるって設定



ぽかぽかとした気候の中、ゆっくりとしたスピードで進むサニー号。
面白いこととか、楽しいこととか、わくわくすることとか。
何にも起きる気配がなくて不機嫌メーターがぐんぐんと上昇中なおれは、とりあえず船内をぐるぐる探索していた。

そうすると、甲板に置いてある樽に腰掛けて海を眺めているエースを発見。
別に許可なんてもらわずにその隣の樽に座ると、目に入る左腕。


「なあエース。おれの名前は彫らねえのか?」


そこに彫られた刺青に触れる。
エースの名前とサボのマーク。
背中には大きな白ひげのおっさんのマーク。

おれだけねぇじゃん!


「いきなりなんだよ。何?彫って欲しいの?」

「だっておれだけねぇもん!」


触れていた左腕をぺちっと叩く。
特に痛がる様子もないエースが、うーん、と顎に手を添えて何やら考え始めた。

おれの不機嫌メーターが更に上がる中、その姿を睨んでいるとチラリとこちらに向けられた瞳。


「そーだなあ。・・・ルフィ。お前はおれのモノか?」

「うんにゃ。おれはおれのもんだ」

「ははは!言うと思った!」

「なんだ?関係あるのか?」

「関係っつーか、条件な」

「ジョーケン?」

「そう。条件。お前の事このまま連れ去って、おれの部屋で監禁して、一生おれのモノになるなら、ルフィの名前彫ってやるよ」


今度はおれの顎に手を添えて、どーする?と尋ねるエース。
そんなの決まってんだろ!


「ぜってーヤダ!じゃあいい!」


二度と言わねぇ!と叫ぶと、げらげらと笑うエースに頭を乱暴に撫でられる。


「おれのモノになる覚悟が出来たら、また言いな」


その時は逃がさねえよ、と口を歪ませたエースにべーっと舌を出した。



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海賊の2人はこんな感じ希望!
ルフィはルフィだし、エースはエース。
エースもルフィが自分のモノにはならない事を解ってるので、あえて言ってる的なね!


2012.08.29


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