「よしっ!いってくる!」
いつものお気に入りのサンダルに足をつっこみ(生活指導の先生達も諦めて何も言わなくなったらしい)、学校へ行く弟を玄関先まで見送る。
首元には、このクソ暑い季節には大活躍であろう麦わら帽子を引っ掛けている。
そして、如何にも軽そうなリュックを背負っている華奢な背中に声を掛けるのが日課である。
「おー、行ってらっしゃい。気を付けろよー」
慌ただしくドアノブに手を掛けガチャン、と回す音が聞こえてすぐに姿が見えなくなる。
…というのが、いつもなのだが。
「あ、そうだ」
忘れてた!と、ぐるりとこちらを振り向いたルフィ。
「なんだ?弁当ならちゃんと入れたろ?」
「ちげぇよ!」
もちろん弁当も大事だけどな!と胸を張って言うルフィ。
お前が弁当以外に忘れ物?てゆうか、こいつのリュックには弁当以外に何が入ってん…
ちゅっ
小さなリップ音と共に、唇に柔らかい感触。
それにより、おれの思考回路が一瞬止まった。
…これって、あれだよね?
「昨日なー、学校でナミに、ちゅーってのは本当に好きな奴とする事だって教えてもらったんだ!」
だからエースとはしていいよな!俺、エースのこと大好きだからな!
そう言って目をキラキラさせている弟は、そりゃあもう、言い表せないくらい可愛い訳だけど。
「…あのな、ルフィ。好きって言っても恋愛感情の好きであって、兄ちゃんとは普通…」
「あ!時間やべぇ!!」
じゃあ、いってくるなー!!という言葉と共に勢いよく飛び出したルフィ。
取り残されたおれは、帰ってきたらなんと教えようかと頭を抱えた。
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【ななころび】の蓮様へ^^
相方記念として送らせて頂きます!
可愛いルフィ、可愛いルフィ…と呟きながら書いたのですが…
もう、ホントすみません。リアル土下座です。
こんな物でよければお持ち帰り下さいー!
もちろん返品可能です(>_<)
そして、これからよろしくお願いしますっ!
※蓮様のみお持ち帰り可能です!
2012.07.10
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