※大学生×高校生くらい




「エース。今日一緒に寝よう」


今日は何となくそんな気分だった。
いつもはお互いの部屋でそれぞれ寝ているし、部屋に誘うのはエースの方からが多いのだけれど。
今日は枕をずるずると引きずって自分からエースの部屋に行く。


「何?寂しいの?」


ベッドで読んでいた本を置き、寝そべるエース。
そして、被っていた布団を半分捲る。


「ほら、おいで」


それを合図にバタバタとベッドに駆け寄りダイブする。
ちなみに、ここでごろんと方向転換。
おれは壁側、エースが淵側に寝るのがお決まりの体制である。









「エースあったけ〜」


胸板に顔を埋め、腰に足を絡める。
ぎゅうぅって音がしそうなくらい抱き付けば、痛ぇよという声と共にちゅっと頭に触れる感触。
エース、髪の毛にちゅーするの好きだなあ。

そして、エースも優しく抱きしめ返してくれる。


「エースー、好きー」


そのお返しに目の前にある胸板にちゅっちゅっと口付ける。
悔しいけど、おれなんかよりすげーカッコいいココが大好きで、一ヶ所だけちゅーっと強く吸い付いた。


「お前!跡つけるなっての!」


ぐいっと胸板から顔を離されたけど、その部分には紅い鬱血。


「いーじゃんか、別に」

「お前なあ、バレたらサッチとかがからかってきて、うるせえんだよ」


あーもう、なんて言ってるエースには悪いけど、もちろん知っててやってることだ。
これはおれのものって印。

もう一つ付けようと吸いつこうとしたら、頭を叩かれた。


「いてっ」

「もういいから早く寝ろ」


背中をぽんぽんと叩かれ、しょうがなく眠ることにした。
どうせ寝起きの悪いエースのことだ。
明日の朝、先に起きたらもっと怒られるくらい付けてやろう。

1秒でもおれのこと忘れられなくなるくらい!



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独占欲むき出しなルフィ。大好物!


2012.07.06



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