※会話文のみ
「エーーーースっ!エースエースエースっ!!!」
「はいはい、わかったからなんだよ」
「今日な!学校で教えてもらった事があったんだけど、忘れてた!今思い出した!」
「あー、それで髪も濡れたまんま風呂から出てきた訳な」
「おう!早くエースに教えたくて!」
「で?なんなんだ?」
「エース多分びっくりするぞ!目ぇ、閉じろ!」
「目ぇ?ほら、これでいいか?」
「あ、痛ぇかもしれないから、もっとぎゅっと閉じてた方がいいぞ」
「はあ!?痛い事なのか!?」
「おう!ほら、もっとぎゅっと瞑って、歯ぁ喰いしばれっ!」
「ちょっ、ルフィ!何すんだっ!?」
ちゅっ
「………」
「ししっ。騙されたろ〜!ナミに教わったんだ!」
「…ルフィ。兄ちゃんが嫌いな事知ってるか?」
「ん?知らねぇ」
「人におちょくられたり、騙されるのが1番嫌いなんだ」
「…お、おう」
「よし。歯ぁ喰いしばれ」
「エ、エース…?」
「おら、行くぞっ!」
「ぎぁぁぁぁぁっ」
ちゅっ
「…う?」
「へっ。ざまあみろ。俺の方が上手いだろ」
「〜〜〜〜エースのばかっ!」
「バカはお前だろ。…と、まあ俺も騙されたのは本当だしな。ご褒美やるよ」
「ご褒美!?本当か!?」
「ああ。嬉しすぎて泣いちゃうようなやつやるよ」
「………やっぱ遠慮しとく」
2012.07.01
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