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「あぅ〜、緊張するよぉ…」
「大丈夫ですよ、ユウギ。むしろ緊張をほぐさないと」
「そうそう。今回は初級戦だし、気楽に、な?」
「う、うん…」
団体戦開始前の通路でこんな会話がなされていた。闘技場初挑戦の遊戯はガチガチ、何度か出ているジェイドやガイはそんな遊戯の緊張を解そうと声をかけていた。
「おぅい、早くー!」
団体戦に真っ先に参加すると返事していたルークが通路の先で呼んでいた。
遊戯は覚悟を決め、フィールドへ足を進めるのだった。
団体戦「さて、おっぱじめますかね」
「おう!久々の闘技場だから腕がなるぜ!」
「うわぁ…好戦的発言…」
「さぁ、行きますよ!」
ジェイドの言葉を火蓋に団体戦が始まった。前衛のルークとガイが先行し、詠唱を始めていたチューゴブリンにガイの魔神剣が炸裂する。一方のルークは3体のコゴブリンの間を上手く走りながら攻撃を与えていた。
「炸裂する力よ、エナジーブラスト!」
「今ここに、聖なる光をもって邪悪を滅する!シャイニングエンブレム!」
後衛の遊戯とジェイドは敵から離れ譜術で攻撃をする。前衛と後衛のバランスが取れているからこそ、そして短期間ながら遊戯とルークたちの信頼関係が出来たからこそなしえることだった。
「おっし、いくぜ!ガイ、下がってろ!」
「了解!」
ルークの周りに第七音素が収束し一気に解放された。
「うおぉおおおぉぉ!!これでも、喰らえぇええッ!!」
秘奥義、レイディアント・ハウルがゴブリンたちを一網打尽にし、初戦は終了した。
「よっしゃ!初戦突破ー!」
「は、はは…勝ったぁ…」
「ルークとガイが頑張ってくれたおかげで私とユウギは楽させてもらいましたよ」
「とか言いながらエナジーブラスト(3割増し)ぶっ放してたのは誰だよ…」
和気あいあいとしていると司会者が次の試合の開始を告げ、また戦いの火蓋が切って落とされるのだった。
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