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──亀のゲーム屋前に移動


「おいおい……カードゲームなのに外でやるか?」
「兄サマたちの左腕に機械ついてるだろ?あれ使うから外でやるんだぜぃ」
「ふ〜ん……」
「……眠い」
「刹那、顔洗っておいで」
「僕も行く」
「ティエリア、刹那をお願いね」
「わかった」
「そうそう、カードゲームの名前はデュエルモンスターズって言うんだぜぃ」
「デュエルモンスターズ…ねぇ」
「生み出したのは、ペガサス・J・クロフォードっていう奴で、遊戯はそいつに勝ったんだぜ」
「へぇ……作った人に勝っちゃうなんて凄いね〜」
「凄かったらしいぜぃ?オレは見てないけど……」
「行ってきた……」
「やはり顔を洗わないとすっきりしない」
「おかえり。ちょうど始まるところだよ」

「いくぜ、海馬ぁぁ!!」
「来い……遊戯!」

「「デュエル!!」」

遊戯 LP 4000
海馬 LP 4000

先攻 遊戯


「オレのターンからだ!ドロー!」
「ふぅん…いくら説明の為のデュエルとはいえ、全力で来い!!」
「無論、そのつもりだぜ!オレは魔法カード強欲な壺を発動!デッキから2枚カードをドロー…今ドローしたカードの中にワタポンがいる!こいつの効果により特殊召喚!!」

ワタポン
攻撃力 200

「運があったみたいだな」
「ワタポンかわいい〜!!」
「あの〜……アレルヤさん?」
「ね、ね、刹那、ワタポンかわいいよね!?」
「そうだな」
「僕、欲しいかも……」
「……アレルヤ・ハプティズム」
「アレルヤ…またか」
「特殊召喚されたワタポンを生け贄にして、ブラック・マジシャン・ガールを召喚!」

ブラック・マジシャン・ガール
攻撃力 2000

「1ターンでブラック・マジシャン・ガールの登場か」
「更に魔法カード、賢者の宝石を発動!このカードにより、デッキからブラック・マジシャンを特殊召喚!!」

ブラック・マジシャン
攻撃力 2500

「なぁ、モクバ。質問してもいいか?」
「なんだぜぃ?」
「遊戯、さっきから3回ぐらいいろいろ召喚してるけど……いいのか?」
「あぁ、そのことか。デュエルモンスターズでは通常召喚と特殊召喚ってのかあるんだぜぃ。通常召喚は1ターンに1回だけ、特殊召喚は1ターンに何回でもできるんだぜぃ」
「つまり、3回のうち2回は特殊召喚したというわけか……」
「そのとおりだぜ!」
「リバースカードを2枚セットして、ターン終了だ」


遊戯のフィールド

ブラック・マジシャン・ガール
攻撃力2000

ブラック・マジシャン
攻撃力2500

リバースカード
2枚

手札
2枚

後攻 海馬

「オレのターン、ドラゴン!X-ヘッド・キャノンを攻撃表示で召喚!」

X-ヘッド・キャノン
攻撃力 1800

「リバースカードを2枚セットし、ターンエンド」

海馬のフィールド

X-ヘッド・キャノン
攻撃力 1800

リバースカード
2枚

手札
3枚


「あの人……相手のモンスターの攻撃力より低いの出しちゃってるけど、大丈夫なのかな?」
「兄サマには、考えがあるに決まっている!次に出すはずのY-ドラゴン・ヘッドの効果で……」
「効果?」
「モンスターにも、効果をもつものがいるんだぜぃ!」
「なるほど……」
「zzzzzz……」
「せっちゃ〜ん、起きてぇ!!」
「……オレが、ガンダム、だ……zzz」
「せっちゃ〜ん!!」


.


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