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ライル……どうしてあなたはそこまで私に優しいの?

私はイノベイター。

私はライルの…敵、なのに。

本当はね、ライルと戦いたくないの。
ライルとずっと一緒にいたかったの。

神様って、本当に残酷ね。

リボンズ・アルマークが私の中に介入してくる。

(逃げて!ライル!逃げてえぇぇぇ!!)

ごめんなさい、
止められないの、
ごめんなさい、ライル…

ヒュ…

あれ、私撃たれたの?
ライルに?
いや、違うわ。
撃ったのは、ダブルオーライザー…セイエイさんなの?

ダブルオーライザーの粒子の光、綺麗。

「アニュー!」

ライル…
私、夢見てるのかしら。
私の目の前にライルがいる。

「ねぇ、ライル。私たち、解り合えてたよね…?」

これだけは聞いておきたかった。

ライル、ごめんね。
そして……


あ り が と う …



最後にあなたとキスしたかったな……







本当にあなたを、
愛していました。
だから……
私の分まで生きて。

私の最後のお願い、
聞いてね。


.


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