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「……何故お前がここにいる」
「え、だってティエリアに会いたかったからさ」
「…よく、ここがわかったな。リジェネ・レジェッタ」
「僕はティエリアのことはなんでもわかるんだよ」

ここは、日本の東京。
私設武装組織ソレスタルビーイングと連邦独立治安維持部隊アロウズとの戦いから半年が過ぎた。
そして今、かつてお互い反対勢力にいたティエリア・アーデとリジェネ・レジェッタが、偶然にも再開したのだった。

「まったく…僕はゆっくり買い物でもしようと思っていたんだが…」
「僕も一緒に行ってもいいかい?」
「ダメだと言っても、来るつもりなんだろう?」
「ふふっ、わかってるじゃないか」
「……一緒に来るなら好きにしろ」
「じゃあ、好きにさせてもらうよ。あ、ついでに…」
「なんだ、リジェネ・レジェッタ」
「…僕を、ティエリアのところに置いてくれないかい?」
「は…なんだ、と?」
「今、何処にも行くあてなくてさ…ティエリアなら、僕を置いてくれるかなと思ってね」
「……貴様、最初からそのつもりだったのか?」
「ふふ、どうだろうね」
「…読めない奴だ」

ティエリアはため息を一つつくと青く住みきった空を見上げて言った。

「リジェネ・レジェッタ、早くしてくれ。お前の、生活用品買いに行くんだからな」
「ティエリア、僕を置いてくれるのかい?」
「早くしろ。さもないと、お前を家に置いてやらないからな」
「ありがと、ティエリア」

……ちゅ

「……///!?」
「あはは、ティエリア、顔真っ赤〜!」
「だ、誰のせいだと思っている!!」
「これからよろしくね、ティエリア」
「…あぁ。よろしく、リジェネ・レジェッタ」
「リジェネって呼んでよ。これから一緒に住むんだから」
「……わかった、リジェネ」




君と始める生活は、
どんなものになるのかな?
希望はやっぱり、
君と甘い生活!!

End


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