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カタカタ………




部屋に響くのは、遊星の打つキーボードの音。



カタカタ………









「遊星、いい加減に寝ろ」
「………」
「遊星!!」
「……ぁ、ジャックいたのか」
「いたのか、じゃない!お前、何日寝てないと思っているんだ!?」
「13時間ぐらい」
「バカ!!3日だ、3日!!」
「3日……?オレはそんなに寝ていなかったのか」
「感心してないで寝ろ!」
「でも、もう少しでD・ホイールのプログラムの一部が……」
「それはいいから寝ろ!」
「でも、プログラム……」
「い・い・か・ら・寝・ろ!!」
「………わかった」
「最初からそうすればいいんだ」











すぅ……すぅ……


部屋に響くのは、遊星の寝息。


すぅ……すぅ……





「はじめからそうすればいいのだ……」


──オレは、お前が心配なんだ。遊星よ……


End


.


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