最近、悩んでることがあります。 いつからこうなってしまったのか、自分でも全くわからないんですが。 現在進行形で、 今私は、 セクハラされています。 『いい加減にしてください、鉢屋』 「あれ…名前、先輩が抜けたぞ」 『私も貴方がもっと先輩らしい行動をとってくだされば、敬うんですけどね』 まず私の腰に回された手をどけましょうか。 それにしてもほんと鉢屋先輩(一応だ、一応)は何故こうなっちゃったんだ。 初めは《六年生にも引けをとらない忍術に長けた先輩》だったのに。 お得意の変装は先生以上の実力。 だからこそ、授業で変装をする際に教えてもらおうと知り合ったんですがね…! 今ではボロボロに崩れましたよそのイメージ!! 「今の方がなんか親近感沸くだろ? ほら、昔は憧れの先輩だったのに今ではこんなに近く感じ」 『ませんよ。 早く手どけてくださいこの変態』 「えー触り心地最高なのに」 『いい加減にしてください』 ぴしゃり、といつの間にか尻を触っていた先輩の憎らしい手を叩いた。 鉢屋先輩がこんな変態だったなんて……はぁ頭が痛いです。 よし、彼の傍らである雷蔵先輩に相談しに行こう。 そうしよう。 「で、僕のとこに来たんだね」 『はい。 鉢屋先輩って最初からこんな変態だったんですか?』 「あー…はは」 苦笑する雷蔵先輩。 どうやらあの鉢屋先輩を庇うみたいです。 まぁ常に一緒にいるから友達を信頼している気持ちはわかりますけど。 私被害者なんですよ…! 雷蔵先輩は私に向き直ると、 「三郎は誰かれ構わずセクハラするようなやつじゃないよ」 と言った。 じゃぁ、何で私ばかりこんな目に合うんですか…! 『おい変態』 「あれ、今度は名前すら呼んでくれなくなったのか名前。 ちょっと私のハート傷付いたよ」 『うるさいだまれです。胸触るな』 何で私だけこんな目に合うのかとか どうしてこの人は周囲の目を気にしないとかは 今はあえて気にしないとして、 セクハラです、先輩。 「なっ、名前は私のこの行為をセクハラだと思っていたのか…! そんなわけないだろう。 これは先輩と後輩のれっきとしたスキンシップだ」 いやいや、 スキンシップじゃなくてセクハラです (いやスキンシップに決まってる) (ふざけるなです) 101101…………………… お題お借りしました たぶん続きます |