2013/02/28 23:56


思い返せば、全部あなたの懐かしい笑顔みたいにきらきらしている。

お久しぶりです、米8です。
論文も終わって、明日からはもう社会人です。まだ卒業はしてないんですが。

今までがとてもまったりしていたので、逆にこの2ヶ月は苦しいほど忙しかったです。
あまり自分の忙しさを家族以外に言わないように心がけてきたのに、ここ最近は学校のことと会社のことと同時にしなきゃいけないんだ、と愚痴ってばかりでした。
わたしこんなに頑張ってるよ、って報われたい気持ちがこんなに強かったこともない。
だからきっと今までの人生で一番辛かったんだと思います。
でも終わった今は底辺更新、これでまたひとつ強いわたしになっていたらいいな、と思います。

まだこれから成長できる苦しみが新しく出てくるのでしょうが、負けん気は強いのできっと頑張っていきます。


さて、忙しい、とアピールする割りに卒業旅行だけは2月の頭にちゃっちゃと行っていました。
イギリスに1週間、移動を除いて実質5日の旅でした。

せっかく帰りの飛行機で眠れない時間を手帳に向かって書き留めた旅行の足跡がもったいないので、ちょうど良いしちょっと感想や細かいことも書かせていただきますね。

・2月1日 夜 夜行バスで大阪へ

バイトが終わってから母に荷物を持ってきてもらってバスに乗り込む、という何とも無茶なスタートを切りました。真ん中の席で窓の外が見られなかったので、ひたすら音楽を聞いていました。どうも乗り物で寝るのは苦手です。

・2月2日 朝 大阪着、関空へ移動してオランダ、アムステルダムの空港を経由した後、ヒースロー空港に同日、夕方到着。迎えの車に乗ってロンドン市内、パディントン駅近くのホテルへ。

関空の広さにまずびっくり。田舎者なのでそわそわ。
行きの飛行機は快適でした。オランダ航空で水色の綺麗な機体。ご飯もおいしかったし添乗員さんたちも笑顔満開、飛行機の中は乾燥していてコーラが妙においしかった。

オランダの空港は広いけれど人はあまり多くなかったです。何だか安心。シーズンオフだったからでしょうか。オランダの金属探知機は変に近未来的な見た目で、何故か両腕を半端にあげる不思議なポーズを取るものでした。係のお兄さんが私と友達が日本人だと知ると「ヘイ、トヨタ〜」とご機嫌に。わりと日本好きなご様子、ありがとう。

トランジットの待ち時間にはまさにイギリスに向かう日本人留学生の女の子とお話、とてもかわいい子で渡したキャンディをおいしそうに食べてくれました。これから数ヶ月ロンドン郊外の街でホームステイだとか、頑張ってね。

オランダからイギリスへはあっという間、2時間程度のフライト。日付変更線を背に飛んでいたので13時間ずっと明るかった空が、とうとうオランダの空で夕暮れ、金色に光っていました。サンテクジュペリの『夜間飛行』読みかけなんだけど、確か空を飛んでるときの夕暮れは太陽の光が金色だと書いていた気がする。本当だなあ、としみじみ感じました。

ヒースローでは怖い入国手続きの人を辛くも避けて優しい感じのおばさんに「ウェルカム」と言われました。英語をちゃんと喋れるかな、と不安でしたが周りがみんな英語だと自分も染まって案外すんなりやりとりが出来て一安心。
外に出ると迎えのお兄さんを発見。目が合うとすぐに気付いてくれて、駐車場で待ってると黒塗りの車登場、BMW、ベンツじゃーん!ふかふかのシートと高速でもスムーズでうるさくないエンジンに感激。外は18時で暗かったです。2月のロンドンは寒さも暗くなる早さもちょうど日本と同じくらい。空気の乾燥具合も期待していたほどひどくなくて、わたし本当にロンドンへ来たのかしら、と半信半疑、車は猛スピードでホテルへ。日本人にはちょっとびっくりするくらいのスピードです。

1時間弱でホテルがある辺りへ来るものの、運転手さんなんと迷子に。後から気付いたけど運転手さん、移民の人だったみたいであまりロンドンの街の作りに明るくなかった様子。でもなんとかホテルを見つけてくれました。しかしここで失態、イギリスはチップを払うのが礼儀なのですが、払いすぎた。どれくらい払えば良いものか分からず、友達と合計で10ポンド、1400円近く渡してしまった!後悔。アベノミクスの煽りでポンドも高くなっちゃったし、トホホ。とはこのとき気付かずホテルへ。

外も中も真っ白に塗られたホテル。受付の人はスラブ系、またも移民。イギリスは移民が多くて、しかもよく働くと聞いていたのでこれまた座学を体感。友達は前に別の国へ行っていたので逆にスラブ系の人に警戒した様子。そうとは知らず、万一部屋のものを壊した際の保険で10ポンドもらう、という話をされても独特の発音で早い英語にしばらく何を言われているか分からず、しばらく呆然。でも根気強いお兄さん、噛み砕いて説明してくれました。ありがとう。
ホテルのエレベーターが日本のものと違って自動ドアの前にまだ押し引きの重いドアがついていました。気付かずに開くのをちょっと待っちゃいました。こんなところまで日本の常識しか知らなかった自分を痛感。部屋は4階(だったかな?)で意外と狭い。ベッド2つで後は辛うじて歩けるスペースが少々。ユニットバスでバスタブなし。シャワー生活の開始です。ちなみにトイレの便座、高いし大きい。お尻が小さい子は落ちちゃうから気をつけて!

変圧器は2種類買っておいてひとつが部屋のコンセントと合致。それとは別に備え付けのポットでお湯を湧かしてこれまた部屋に用意してあった紅茶のティーバッグで、イギリスで初の紅茶を一杯。なるほどおいしい!日本の軟水で淹れると防げない渋みがまったくないのです。コーヒーも友人曰くおいしいそう。

晩ご飯は近所のお店、スーパーの小さい版みたいなのが向こうにはあちこちあって、そこでサンドイッチを購入、ところが、まずい。ここからイギリスまずいもの紀行の開始。噂では聞いていたけど日本の食べ物に慣れてると辛いくらいのまずさです。ホテルは朝ご飯しかないところが多いので、日本人は少なくともインスタントのお味噌汁を持っていくといいと思いました。スープすらまずいからね。それはまた明日。


ちょっと長くなりましたので続きはまた後日。


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