ドラウニング・イン・ユーその2 | ナノ



サンプル2(R18)

「あっ」
 初めて見たハルカの秘部は蜜で濡れてはいるものの、二枚貝のようにしっかりと閉じていた。だが見られた事により感じたのか、秘部から更に蜜が溢れだしハルカの肌をベッドシーツをも濡らす。溢れ出た蜜に興奮したのかランマルの熱い吐息が掛かり、ハルカは身体を大きく震わせれば更に蜜がどぷんと溢れだす。直接触れていないのに、ここまで大量に溢れさせる蜜を味わいたいと自然に思い、ランマルは秘部にそっと舌を這わせた。
「ひゃあっ!」
 初めての刺激は気持ち良いと言うよりは驚きの方が強かったらしく、ハルカは酷く間の抜けた声を出した。そんな声すらも可愛いと思いつつも、ランマルは再び舌を這わせる。入口から溢れ出る蜜をぺろぺろとミルクを舐める仔猫のように舐め続ければ、ハルカの声は先程の声とは違い段々と蕩けたような声へと変わっていく。
「あっ……あ、だめぇ……っ。そんなとこぉ」
「気持ちいいか?」
「わからな……でも、ランマルさんが触れたところ熱くて……むずむずして、でも嫌じゃないんです。これが、気持ちいい……って事ですか?」
「おまえ…本当かわいすぎ」
 ハルカの嬉しい言葉に愛しい想いが募るもこの想いを全て伝えられる方法が分からない。初めてでまだ快楽を分かりきっていないハルカの拙いながらも嘘偽りのない本音を聞けばランマルの熱は高ぶりを抑えられず再び顔を埋め舐め始めた。
「あっ! やぁ……だめぇ、ランマルさん」
 誰にも見せたことのない場所を見られた上に舐められて、ハルカは思わず手を伸ばしランマルの頭を掴んでいた。拒否をしたいのではなく、ただどうしたら良いのか分からないのだ。恥ずかしいけどランマルに全てを見せたい。だけど全てを見せるのが恥ずかしくて堪らない。反比例する想いと共に襲ってくる初めての刺激はハルカにとって強烈すぎて事の全てを上手く処理できないのだ。様々な想いが交錯するがランマルの舌の動きが止まる事はない。ハルカの膣口周辺を舐め入口を舌先でノックするように突けば、遠慮がちにハルカの膣口は開かれた。
「ん、少し開いたな」
「え、何が……ひゃあん!」
 突然ハルカの内部を硬い何かが入って行く。恐る恐る自身の股の間を覗けばそれはランマルの指だった。先程までハルカに優しく触れていた指が自分でも見た事のない場所に入っていると言うその事実だけで失神してしまいそうな程の恥ずかしさに襲われる。見たくないと言わんばかりにベッドに背を沈ませランマルの指の動きに耐えるかのように、先程までランマルの頭を掴んでいた両手をシーツへと食い込ませた。
 ハルカの中を懐柔する指は動けばぐちゅりと蜜が溢れる音が響く。その音すらもハルカの恥ずかしさを助長させるだけのものだ。
「痛いか?」
「んん〜っ」
 ハルカは首を横に何度も振った。痛みは感じなかったが、初めて受けいれた異物に違和感を覚えているのだ。ランマルもハルカの表情から痛みを感じていないと言う事に安堵し、もう一本指を挿入する。先程よりも大きな水音が響き渡り、その音が自分の秘部から出しているのかと思うと恥ずかしくて仕方がない。動く指は優しくゆっくりと抽挿を繰り返したかと思えば、左右に広げさせハルカの中を解していく。予測の出来ない動きはハルカにとって未知数な出来ごとであり、甘い声が漏れ出るのが止まらない。
「や、ランマルさん、音恥ずかし……っ」
「ん? じゃあこっち、な」
「あぁっ!」
 指を抜く事なく、先程から膣口の上で恥毛に隠れていたぷっくりと膨らむ陰核を舌で舐めた。指で慣らさなくてはこれから挿入するものが入らずハルカが痛がるのは目に見えている。それなら音など気にならない位にハルカを快楽に導いてやればいい。自身で自慰もした事がないのか、恐らく初めて触れるであろう陰核にハルカは先程とは段違いに声を漏らし乱れる。空いている手で陰核を直接摘まめばハルカの膣口から蜜が弾け飛ぶように溢れだし、膣内も蜜とランマルの指のお陰で程良く解れていた。
「っ、あっちぃな」
 ずるりと指を抜き出せば、強すぎた刺激を抑えようとハルカは荒い呼吸を繰り返すも、身体はぴくぴくと陸に上がった瀕死の魚のように震えていた。指に付着したハルカの蜜を舐め取り、火照る身体の熱を抑えようと衣服を脱ぎ始める。上半身を裸にし、滾って痛い程に張り詰めた下半身を解放させる為にズボンを寛げさせれば、ランマルの陰茎が中から飛び出すように出てきた。天を向き早く熱い場所に入りたがっているそれに手を添えれば、まだ息が荒いも先程より落ちついたハルカが物珍しそうにランマルの陰茎をじいと見つめる。
「はぁ……ランマルさん、の」
「怖いか?」
「少し……でも、嫌じゃない、です」
 そう言いつつもハルカはランマルの陰茎にそっと手を伸ばした。細い指が陰茎に触れランマルの身体はびくりと大きく震えたかと思えば、少しだけ質量を増す。驚き思わず指を引っ込めたハルカだったが、ランマルの表情は嫌悪を感じ痛がっている表情ではなく赤く染まる頬に荒い息は快楽を感じている証拠だった。
「触ると、気持ちいいんですか?」
「……まぁ、な」


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