名前変換…沢田ああああ、零崎逆識(同一人物)
私は幸せの中心に居た。
神様がいきなりくれたプレゼント―――トリップ。
夢小説みたいに特典を付けて貰い、死ぬ運命だった皆を助けたり仲違いを直したり…私のお陰で世界はより良い方向へと進んでいく。今この瞬間だってそう。
「この瞬間を持ちまして次期ボンゴレ継承者は――」
零崎一賊の三天王は後ろで私を見守ってくれている。その隣には人間失格とその鏡。あれ、潤ちゃんと十三階段の皆まで!それに私の隣には雲雀さんに骸くん。みんなみんなみーぃんな、私が助けてきた人達で溢れている。
「沢田綱吉とその守護者――」
私が戦争に介入したおかげで零崎一賊は壊滅を免れた。私の平和的かつ利己的な判断を持ち十三階段は十三段残っている。私が居たからこそ骸くんの心の傷を和らげる事が出来た。全て私のおかげ。
「やったなああああ!」
「おめでとう皆」
「お兄ちゃんは嬉しいよ、逆識ちゃん」
「ありがとう、」
私が沢田ああああもとい零崎逆識として生まれ変わった、おかげでこの世界は平和で溢れている。
「よくやったぞああああ。オメーは勝利の女神だな」
「当たり前でしょ赤ん坊」
「クフッ、だって沢田ああああは――」
「「人類最愛、だもの」」
「!?」
――――この瞬間までは。
「沢田ああああ、もとい零崎逆識。これはまぁ…よくぞこんなに"生"かしてくれましたねぇ。御薗は正直参っております。貴女の所為で残業が増えましてよ」
「だ、誰だテメェ等!」
「御厨はねー…答えません。ただ述べるのならば、アナタは運命をいじりすぎたのです。死ぬべき時に死なせず生かし、タイミングを大幅にずらしていった。その行為1つ1つが世界を壊していくのです」
「だからイレギュラーな御薗と御厨が産まれました。"夢小説"を"原作"の流れへ修正するために」
元居た世界ではあんな人達出てこなかった。原作ではこんな人達出て来てない!
狼狽える私を見て2人は電柱の上から目の前に移動する。硝子玉みたいな目をくりくりと動かしながら、ずぁり、じゃ、とわざとらしく音立てながら近付いてくるの。
「私達は花宴御薗(みその)と御厨(みくりや)、匂宮技術団史上最大最悪の出来損ない」
「異端なわたしたちはワクチン、つまり再生屋さんなの。そのために産まれてきた」
「だから、そういうこと」
「沢田ああああ、零崎逆識を筆頭にした全ての関係者(バグ)を1から0に」
「「削除(デリート)しに来ました」」
レジスタンスパイラル
何か終わりは何かのはじまり
――――――
戯言×復活です。
もしも世界が夢小説に歪められたら原作を無理矢理直すんだったら…と妄想して書いてみました、訳が分からなかったらすみません!短編のくせに長編みたいな流れになってしまい…どなたか連載して欲しいくらいです何でもないですごめんなさい。
書き直し・お持ち帰りはかもさんのみでお願いします。
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