「お見それしました!」
「んなー!?」
…ヤバい超笑いそう。
あの後現れたリボーン、見た目超赤ん坊の不審者にに撃たれた沢田綱吉君は、見事にダイナマイトを消火し獄寺隼人君に懐かれてしまいましたー。ひゃはははははは!!!ウケる。因みに近くで不燃ゴミがくすぶってるけれど、アレは突っかかってきた不良共ね。
「それにしてもすげーな沢田…ひゃははっ」
「わ、笑うなよ!」
「ひひっ、俺の勘良く当たるって言ったじゃん」
「お前十代目になんて口利きやがる!」
「まぁまぁ五話寺、落ち着けっての」
「誰が五話寺だ!何なんスかリボーンさん!」
「一般人だよ獄寺。お前の煙草の銘柄同じじゃね?俺セブンスター」
「んな事聞いてねぇ!」
キャンキャンと叫ぶ獄寺も面白い。流石に煽るのも可哀想になってきたので黙っていると、ボルサリーノを被った赤ん坊は俺の方を見据えてきた。
「確かにソイツはどうやら一般人らしいな。だがその瞬発力…オイお前、」
「名前で呼べガキ」
「…東吉城、お前ファミリーに入れ」
ちょ、いきなりかよ!銃を構えたガキに只今逆識君脅されてる!
「リ、リボーン!お前何やってんだよ!」
「そうっすよリボーンさん!
こんな奴何で入れようとしてるんですか!」
「…ファミリーやらに入れば非日常を味わえんのか?」
「あぁ」
にやりと笑う赤ん坊。
俺もにたりと笑い返す。
「嫌だね」
「…何だと?」
「俺ぁ非日常は愛してるが面倒事はごめんだ、悪いが余所を当たってくれ。獄寺1本貰うなー」
「ちょ、勝手に取んな!」
「じゃーな赤ん坊に獄寺に沢田。俺帰る!」
「えぇぇぇぇ東君!?」
「………」
微かな殺気を感じ取り、ちょっと躓いたふりをすると同時に横を掠めていく鉛の塊。あのガキ、無言で人に銃向けやがったな。
「リボーン!東君は普通の人だぞ!?」
「…はぁ。もう、面倒事は要らねーんだけど。」
「お前、今避けたな」
「…ママに人に指または銃を向けてはいけませんって習わなかったのか?沢田、よく躾るように」
ライターを取り出し、スった煙草に火を付けぷはぁと紫煙を吐き出した。
もっとオブラートに包んで言おうか
(厄介事を持ってくんな)
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