零崎逆識の人間三昧 | ナノ




▼ 利己主義に天誅を下す



地獄絵図。放課後の校舎裏はそう形容するのが正しいと思う。
「ここ日本だよな…平和な国の日本だよな…?」

ナイフやらランチャーやらダイナマイツが飛び交っている校舎裏。うわどうしよ入りたくねぇ…そう思った賢明な判断をした俺は踵を返しましたとさ「おせぇぞ」ハイ!?
後頭部に押し付けられる黒々とした筒。アレだよな、引き金引いたら確実に俺の頭バーンだっけ、でも頭蓋骨って意外と堅いからギリギリ食い込む程度なんだっけ。流石に0距離は俺でもちと無理かな…

「何ですぐ来なかったんだ。お前はツナと同じクラスだろ」
「来ただけマシだろ、来る前提で話考えてっと予定が狂った時危険だぜ?忘れてたんだよ。面倒事を忘れてても別に狂わねえしな」
「…まぁ良い、ツナ達に混ざれ」
「拒否だな」
「拒否権はねぇ」
「そーかいそーかい。ふっざけんなぁぁぁぁ殺す!!!つか此処は日本だドンパチしてぇならアフガニスタンとか中東行って好きなだけやれ!」
「やっぱお前おもしれーな、ファミリーに入れ東吉城」
「日本語通じてねえよな!?んじゃその耳引き千切って下さいっつー事だよな!?」

話 が 通 じ ね ぇ !
刻む刻む刻んでやる!手袋を嵌め飛んでくる弾丸を避けながら走り回り位置的に校舎裏の真ん中辺りで、どん。…どん?
背中になんかぶつかった。

「お、東なのなー」
「東君も!?」
「沢田に山島!?」
「最後はロケット弾だ」
「果てろ」
「サンダーセット!」

ちょ、ロケット弾にランチャーにダイナマイツ+謎のビリビリがデルタアタックしてきたぞ!?

「おいおい…」
「えぇぇぇぇぇ!?」
「コレ一点で爆発するよな…?」
ドカァァァァァァァァン!!!

沢田達と話す間も無く重火器の類と謎のビリビリは一点、つまり沢田に降りかかりそれぞれが誘爆しあって大変な規模の爆発になりました。汚い花火とか言わないでベジ●タみたいだから。




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