「貴様等退学だー!!!」
「退学ってネズミ、中学は義務教育だけど」
「根津だ!ふざけるのも大概にしろ!」
「お、落ち着きたまえ根津君…」
「これが落ち着いていられますか!私に暴力を振るったのですぞ!?連帯責任で沢田ともども速攻退学にすべきです!」
「ちょ、待って義務教育の意味を知ってる?」
校長室。真っ赤になった見るのも面倒な教師、えっとネズミ?が怒鳴り散らしている中俺は欠伸を噛み殺した。眠い。あの後教師に行くと、獄寺がネズミの襟を持ち物凄い速さで揺さぶっていた。アレ気持ち悪くなりそうだな、乗り物酔い的なので。んで、俺も混ぜてと言ったら、顔真っ青にして全力で拒否しやがった!まぁ俺が入学早々遊んだせいだけど。
「今日中に15年前のタイムカプセルを掘り出せば今回の件は水に流してやる…だが出来なければ即退学だ!!!」
「ん?なんの話してんだ?」
「話を聞け!」
「あ゙?」
「ヒッ!ま、まぁともかく退学したくなかったら精々探してみるんだな!」
「え、もしかしてタイムカプセル見つかんなかったら退学出来る感じ?おっし俺退学するわ」
「はぁ!?テメェ何ぬかしてんだ!」
「だって俺学校居るよりパチスロ行ったりその辺の不良殴ってる方が時間潰せるし。大体授業まともに受けないし、友達とかいねーもん、じゃネズミ退学届任せたぜー」
「ちょ、東君!?」
「大丈夫だって沢田、俺やる事あるから」
にたり、とネズミに笑みを送りつけてから校長室のドアを開けて勢い良く閉めた。あ、今みしっていったやっば。そして手にするのは携帯。アイツ、嫌いだから。やるのなら徹底的に、な
「もしもし、嬢さん?」
「ちょっと助けて欲しいなおねがい、死線の蒼」
いじめてやろうか
(鼠が鬼に勝てるとでも思ってんのか)
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