優しい女は損をする
それでも嘘/それこそ嘘
ひねくれるアイとラブとユウ

海月も笑う歌うように
溶けゆく平行線
鯨の嘘泣きと熱帯夜の誘惑
「ここからは駄目」
あの日ゝのサンクチュアリ

脳内回線コードより
化膿し耽る夜
やらしい子
還らずの処女
"いつか"をいま
真珠にだってなれたのにね

シュガーコーティングされた心で剥き出しの刃を愛する彼女

アイシテルの単語だけ飾っておきたい
「たとえば」から溢れる想像
瘡蓋だって剥がれたい
あなたの沸点まで何度
ローマ字で綴る遺書
あの熱に焦がれるロマンチシズム
フルムーンに誘拐されたい

明日、揺れる黒髪より素敵なものであなたの心をさらいに行くわ

左胸に空っぽのハートの欠片ひとつ
ロンリー・ブルーと曇り空
スモーキーブルーの恋心
プリーツの誘惑とあの子の嘘
ニュートラルな世界平和に恋をした
継ぎ接ぎアイ・ラヴ・ユー
平成ロマンスは起こらない

突発性熱情誘拐
思い出と春に期す
酔いどれロマンティック
群青には触れない
道化からのはなむけ

あなたに捧ぐ最後は美しき世界より

イノセントの告別
悲しく美しく、そしてむつかしいこと
薄色のおまえ
ネオン街の寂しい夜に、ヒールに踏みつぶされるタンポポを思い出した

食い込むように爪を立てたってキスマークにはならないよ

かわいい噛み傷
アダムとエバのいない楽園
わけわかんない恋がいい
薄味のディープキス
メランコリックヒロイン
"あい"とはつまり私です
適当に愛し合いませんか
君の言う愛とやらはいつも心が下ある
わたしも愛に窒息死しちゃうような陳腐な人間
口先だけの愛でも意外と重たいんだね

青い春の途上にて

2013~2015
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