別れの言葉〜After〜



「大好きっす…。青峰っち…」
「俺も好きだ…」


「はいカットー」
「黄瀬君から早く離れてください」
「汚ない手を退けるのだよ」
「黄瀬ちんこっちおいでー」
「あ、みんな!」
「お前らな…」
「それより、誰ですかこのピュア峰君」
「俺も好きだ…、だったか?」
「あ゙ーあ゙ーっ!」
「似ているな」
「赤ちんモノマネ上手ー」
「何なんだよお前ら!前の『別れの言葉』の続きなのに、シリアスの欠片もねーじゃねぇか!」
「これは『別れの言葉』ではない。『別れの言葉〜After〜』だ。Afterがついているんだから別物だ」
「舞台裏話だ」
「6000HIT企画で書いた小説の感想会みたいなものだよー。まだ一つ書いてないけどね」
「ならタイトルもっと変えろよ!」
「それはこのタイトルを決めた奴に言うのだよ」
「面倒だったんだってさー」
「6000HIT企画で書いた小説は今のところ『チョコと嫉妬と』、『野球拳』、『別れの言葉』の三つですね」
「赤司の『チョコと嫉妬と』が一番役得なのだよ」
「それ俺も思った!赤司だけ黄瀬とキスなんてずりーぞ!」
「日頃の行いがいいからだ」
「峰ちんだって『別れの言葉』で黄瀬ちんと抱き合ってたじゃん」
「僕と紫原君と緑間君は何もないですからね」
「不公平なのだよ。俺たちが出てる『野球拳』はキセ黄ギャグじゃなくてキセキギャグだったしな」
「でも赤ちんはしつけとか言って、黄瀬ちんとイチャイチャしてたよねー」
「仕方ないだろ。台本通りにやっているだけだ」
「とか言いながらそのドヤ顔は何ですか」
「…あ?そういえば黄瀬のやつどこ行ったんだ?」
「いつの間にかいなくなってるー」
「あそこにいるの黄瀬ではないか?」
「一緒にいるのは…火神君ですね」


「次の話は俺たちっすね!火神っち!」
「あぁ、そうだな」
「この台本に書いてある役、難しそうっすね」
「病みか…。初めてだな」
「二人で練習しないっすか!」
「そうするか」


「何かもう二人の雰囲気だな」
「そうですね」
「何だあいつ。僕の涼太と仲良さげに」
「赤司のではないのだよ」
「うんうん。黄瀬ちんは俺のだよ」
「お前のでもないのだよ」
「そうですよ。黄瀬君は僕のです」
「ちげーよ。俺のだ」


「何かあっち騒がしーな。ケンカしてね?」
「みんなじゃれてるんすよ!」
「ふーん」


‐END‐


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