現パロ



「げとうすぐるさん」
「はい」
「あのね、夏油くんがモテるのは今に始まった事じゃないからね、分かってるよ。でもさ、夏油くんはもう少し自分がモテモテだって自覚しよう?」
「はい……」
「大抵の女の子は夏油くんのことが好きになるの。だから夏油くんに飲みのお誘いとかするし、匂わせとかして外堀を埋めようとするんだよ」
「……はい……」
「その所為で女遊びが激しいって噂されて、その噂の否定のためにいっぱい取材を受けたりとかして、結局私と一緒に過ごす時間が減ってるよね」
「おっしゃる通りで……」
「私の好きな人が誰からも惚れられる色男なのは分かってるし、その上で付き合ってるから今更文句は言わないよ。でもね、自衛せずに好き勝手に匂わせとかされた所為で私との時間が取れなくなって、嫉妬してほしいだとかもっと構ってくれなんて私に駄々を捏ねるのは違うよね?」
「うん……」
「私だって寂しいんだよ? だけど夏油くんは熱愛報道の否定の為にいっぱいテレビに出ないとだから、中々会えないもんね」
「ごめんなさい……」
「じゃあ今度からどうするの?」
「どんな飲み会でも女の子の近くには座らないし、道中も男集団の中に紛れます……。あと、出来るだけ打ち上げに行かずに帰ってくるから」
「ずっと家で待ってるよ」
「うん。うん、ごめんね」



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