君はポーラスター


「クッソ、星が見えねぇな〜」
「どうした、星が見えねば貴様はまともに航海すらできんのか」
「馬ッ鹿、夜の航海に星は欠かせねぇんだよ。命綱みたいなもんだ。ったくテメェも素人じゃねえんだからそれくらい――」
「……馬鹿?」

 ――――バチーン!!!

「……ってええええぇ!!!! テメッ、いきなり何しやがんだ!?」
「ふん、少しは星が見えたか」


(泣いて良いのか、笑えば良いのか!)
(星ばかり見ている貴様が悪い)

END
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