Ending is beginning -終わりは始まり-/7000Hit記念(にわなずな様リクエスト)

-third-


その日から、靖友くんから連絡がくることが多くなった。
2日に1度はアプリのメッセがくるし、一週間に一度は電話もかかってくる。
それが面倒だと思わないのは、忙しいと言っている日は返信のいらない内容だったり、電話の前に必ずメッセで確認してくれたりとても気を使ってくれているからだろう。
靖友くんは講義も部活もあり、私よりずっと疲れているはずなのにいつも楽しそうだった。
その理由を聞くと”雛美チャンが誰の物でもなくなったから”なんて言うものだから、私はなんて答えていいかわからなかった。
それでも今は、笑って話が出来る相手がいることが何よりも慰めになった。
大学で出来た友達には深く聞かれたくなくて、”自然消滅した”としか言えなかった。
だから内情を知っている人がそれに触れないように話してくれるのが私には心地よかったのだ。
そうして2か月が過ぎたころ、靖友くんからいきなり電話がかかってきた。
こんなことは今まで一度もなくて少し驚いたけど、何か急用かもしれない。
私は迷わず通話をタップした。

「もしもし?どうしたの?」
「あ、雛美チャン?今平気ィ?」
「うん、部屋でぼーっとしてた。」
「ハッ、ぼーっとって何だそれェ。」

ケラケラ笑う靖友くんは、いつになく上機嫌だ。
どうやら悪い話ではないようで、そのことに私は胸をなでおろした。

「それで、急にどうしたの?」
「今週末、っつか明後日暇ァ?」
「土曜日?特に予定はないよ。買い物行こうかなって思ってたくらい。」
「土日が部活休みだからァ、会わねェ?」

断る理由などどこにもない。
私は二つ返事で快諾した。
電話口からは、先ほどよりも嬉しそうな声が聞こえてくる。
待ち合わせしようと言えば、迎えに行くといって聞かないので私は住所と最寄駅を伝えた。

「じゃぁ土曜日の10時にね。」
「ン、楽しみにしてっからァ!」
「私もだよ。」

おやすみ、そう言って電話を切ると、手にじんわり汗をかいていた。
どうやら私は少し緊張していたらしい。
男の子と遊ぶのは久しぶりで、楽しみで仕方がない。
何を着て行こうかな、何をしに行こうかな。
私はその夜、まるで遠足前の子供のようになかなか寝付けなかった。







土曜日の朝、目覚ましで目が覚めた。
外はとてもいい天気で、少し暑くなりそうだ。
出かける準備をしながら換気のため窓を開けると、視界の端に見慣れた物が映っている。
まさか、そう思って目をこすってみてもそれはなくならない。
時刻は8時半、私のアパートの前にはチェレステのビアンキ。
他に乗っている人がいてもおかしくない、でも私の頭はあれが靖友くんのだと煩いほど主張してる。
慌てて玄関をあけ階段を下りると、壁にもたれかかった靖友くんが私に気づいて目を丸くしていた。
いや、びっくりしたのはこっちだよ。

「靖友くん!」
「おはよ。」
「あ、うん。おはよう。じゃなくて!」
「悪ィ、早くついちまった。」
「いつからいたの?」
「ッセ。どうでもいいだろ、そんなこと。」

靖友くんの頬がうっすらピンクに染まっている。
この天気の中自転車に乗っていたのなら汗でもかいていそうだが、靖友くんにその様子はない。
少なくともさっき来たわけではなさそうだ。
楽しみにしていてくれたことが、私はとても嬉しかった。

「私も楽しみだったよ。」
「ン。」
「時間早いし上がって?……あ、ちょっと待って。今部屋ぐちゃぐちゃ!」

出かける準備に必死で、部屋を片付けていない。
何を着ようか迷って服が出しっぱなしになっている。
慌てる私をよそに、靖友くんはとても楽しそうに笑っていた。

「ハッ、んなこと気にしねェよ。」
「ダメ!えーと、5分!5分経ったらビアンキ持って上がってきて。絶対だよ!」
「ア?置くとこないんじゃナァイ?」
「あーうん。スタンドあるよ。だから持ってきて。」

それが誰のための物かは、言わなくてもわかるだろう。
買ったものの結局殆ど活用されなかったそれは、数日前に引っ張り出しておいた。
靖友くんの眉が下がって、困った顔になる。
それでもロードを外に置くというのは考えられなくて、私はそれを押し通した。








5分というのは案外短いものだ。
10分にすれば良かったと後から後悔がやってきた。
それでもドアの前にいる靖友くんをこれ以上待たせるわけにもいかず、私は散らかったままの部屋に上がってもらった。

「なんだ、綺麗にしてるじゃナァイ。」
「いや、散らかってるから。あんまり見ないで……。」

机の上には化粧品、キッチンには朝使った食器がそのままおいてある。
廊下のカバンからはレポートやらレジュメが顔を覗かせていた。
とりあえず机の上だけ片付けてコーヒーをおくと、私は靖友くんの対面に腰を下ろした。
静岡からこっちにくるなんて用事があったのかと聞けば、私に会いに来ただけなんて答えが返ってくるから困ってしまう。
そんなに真っ直ぐに想われたら、利用してる私は心が痛む。
一体私のどこがそんなに、そう思ってたら口にしてしまっていた。

「私なんかのどこがいいの?」
「”なんか”何て言うんじゃねェよ、バァカ。」
「バカだけどさ……ごめん。」
「そういう、自分が悪いと思ったら素直なとことかァ、いつも笑ってっとこ。だけどダメな時でも笑ってっから心配になンだよ。」

体が一瞬強張った。
今まで誰にも気づかれていないと思っていたことを突かれ、背筋がスッと冷えていくのがわかる。
私は不器用で、臆病なのだ。
自分の気持ちを伝えたくても、どう思われるかわからなくて不安で結局笑って誤魔化していた。
それはいつしか、自分自身をも誤魔化せるほどになっていたはずだった。
靖友くんは座りなおして、ハッと笑った。

「怯えることねェだろ。」
「あ、うん。そういうのじゃ、ないんだけど。」

どうしてだろう、驚いて一瞬怖いと思ってしまったはずなのに私はホッとしていた。
あんなに近くにいた寿一くんですら気づかなかったことに、靖友くんは気づいている。
あの日以来、私が本当に笑えるのは靖友くんと話している時だけだった。
一緒にいると安心できる理由がわかった気がする。
だからこそ、優しさが沁みたのだと。

「ありがとね。」
「何がァ。」
「一緒にいてくれて、ありがと。」

きっとこの短い一言でも、靖友くんはわかってくれる。
私の気持ちは通じたようで、靖友くんは目を逸らしてしまった。
耳まで赤いから、きっと照れているんだろう。
そのあとも暫く何気ない話を続けていたが、いざでかけようとなるとどこへ行くのかが決まらない。
事前に決めておくべきだったのかもしれない。
私の行きたい所へ行こうという靖友くんに対して、私はあまり疲れさせるようなことをしたくなかった。
お互い譲らないせいで、話しはずっと平行線だ。

「だからァ!買い物行くとか言ってただろーが。一緒に行こうぜ。」
「せっかくのお休みなのに休まなくてどうするのよ。買い物じゃ歩きっぱなしになって疲れるでしょ。」
「俺のことはいいんだよ!」
「よくない!」

こんな調子で、かれこれ30分以上経過している。
眉間に皺を寄せた靖友くんは大きなため息をひとつつくと、机に肘をついてぐいっと乗り出してきた。

「俺は雛美チャンとデートしてェんだけどォ?」
「うぇ?!」

”デート”という言葉にコーヒーを吹き出しそうになった。
そうか……そうだよね。
2人で出かけるということは、そういうことなんだ。
黙ってしまった私を見て靖友くんはニヤリとして立ち上がると、カップを奪ってキッチンに片付けてしまった。

「さっさと行くぞ。」

そう言って靴を履き始めた靖友くんを、私は慌てて追いかけた。







それからご飯を食べて、映画を見て服や小物を見て回った。
ケーキが美味しいカフェにも、嫌そうな顔をしつつも一緒に入ってくれた。
寿一くんとは違うその反応に、ついつい笑いが漏れてしまう。
ストイックな寿一くんと過ごした時間が長いからか、リアクションの大きい靖友くんには驚かされることも多い。
一緒に過ごす時間はとても楽しくて、あっという間に過ぎて行った。
気づけばもうすっかり夜で、楽しさのあまり食べることも忘れていたほどだ。
肉が食べたいという靖友くんの希望で定食屋さんで夕飯を食べた。
そこでもやっぱり話し込んでしまって、かなりいい時間だ。

「ねぇ、明日も休みなんだよね?何時に帰るの?」
「アー、夕方。あんま考えてねェけど。」
「今からうちにビアンキとりに来たら遅くなるし、明日とりにくる?」

”泊めてくんねェの?”なんて笑いながら言うから私はデコピンしてやろうと手を伸ばした。
でもその手は靖友くんに掴まれて、ぐっと引き寄せられてしまう。

「冗談だっつの。焦んねェからァ。」
「あわよくばとか思ってなかった?」
「……ちょっとだけェ。」

そう言いながらニヤリと笑う靖友くんは、私をぎゅっと抱きしめた。
その悪戯っぽい目に責める気をなくしてしまう。
”少しだけ”そう言われてしまっては押し返すこともできない。
言葉通り、1分程で解放された。

「送ってやりてェけど、明日会う口実なくなっちまうからァ。」

そう言って靖友くんとは駅で別れて、一人で家に帰る。
一日中誰かと一緒に過ごすなんて久しぶりで、とても疲れているはずなのに。
私の心は満たされていた。









翌日、靖友くんは約束の時間通りにきた。

「時間あるなら上がってかない?」
「いいのォ?」

嬉しそうに笑う顔が、すごく可愛い。
私は靖友くんを部屋に通し、冷蔵庫からベプシを取り出して渡した。

「わかってんじゃナァイ。」
「昨日帰りに買っといたんだ。」
「わざわざあんがとねェ。」

高校の時と好みは変わってないようでホッとした。
私も対面に座ると、靖友くんが部屋を見渡してニヤリと笑う。

「どうかした?」
「昨日より片付いてんなァ。」
「そりゃ……靖友くんがくるから片付けたし。」

昨日の惨状を見られてるんだから誤魔化しようもないのだけど、今日は朝から部屋を片付けた。
でもまさか、こうまじまじと見られるとは思わなくてドキドキしてしまう。
片付け忘れた物はないか部屋を見回すと、靖友くんと目が合った。
じっと見つめられていて、何だかムズムズする。
目を逸らすと、フッと優しい笑い声が聞こえる。
もう、なんなんだろう。
いつもなら何でもない事でも、”好かれている”という意識が混じると何もかもが照れくさい。
そんな私を知ってか知らずか、靖友くんは頬をつついたりデコピンしたりと軽いスキンシップが多い。
やりかえそうとしても、必ず手が伸びてきて阻止される。

「ねぇ、たまには私もデコピンしたい。」
「ぜってーヤダ。」
「なんでよ。」
「デコピンされて喜ぶヤツがどこにいンだよ。」

そういってケラケラ笑う靖友くんは、ずるいと思う。
ちょっと手足のリーチが違うからって、一方的だ。
ずるいことされてるんだから、私もしてもいいよね?

「ねぇ。」
「ンだよ。」
「私も靖友くんに触りたい。」

靖友くんの顔が一気に真っ赤になり、動きが止まった。
その隙に私は軽くデコピンしてやった。

「すきあり!」
「雛美チャンずりィ……。」

唇を尖らせてはいるが、怒ってはいないようで少しすると口角が上がった。
私の中の何かが危険を知らせている。
少し後ろに下がると、靖友くんが立ち上がった。

「俺の番だろォ?」

立ち上がる間もなく抱きしめられて、くすぐられる。

「やっ、ダメ!だめだってぇ……ふははっ。」

押しのけても離れないその腕はわき腹をくすぐり続けた。
どんなに身を捩っても抜けれそうにない。

「ごめ、ごめん!私が悪かったから……もうやめてぇっ!」
「ざまみろ。」

動きを止めた靖友くんと目が合う。
体はまだぴったりとくっついたままで、息がかかりそうなほど顔も近い。
こんなに間近で靖友くんを見るのは初めてで、鼓動が早くなる。

「雛美チャン。」

ゆっくりと近づいてきた靖友くんに、私は小さく謝った。

「ごめん。」

靖友くんは困った顔で笑って、小さくため息をついた。
思わせぶりなことを言ったのは私だ。
今のは絶対に傷つけた。
わかっている、だけど。
私はまた気持ちを口にすることが出来ない。

「そろそろ行くわ。」

靖友くんは優しく私の頭を撫でて立ち上がった。
玄関でビアンキを出している靖友くんを見送りに行くと、靖友くんは私の頬を両手で包んだ。

「焦んねェつったのに悪ィ。雛美チャンは悪くねェから気にすんな。また連絡する。」

くしゃくしゃと私の頭を撫でて、靖友くんは出て行った。
私は小さく、”またね”ということしか出来なかった。
ごめんなさい、ごめんなさい。
寿一くんを忘れられない自分が嫌で仕方がない。
あんなに想ってくれているのに、利用している自分が汚らわしい。
小さくつぶやいた謝罪は、だれの耳にも届かなかった。








それからも、靖友くんは変わらず連絡をくれた。
お互いあの時のことはなかったかのように、口にすることはなかった。
それから1か月ほどして、私は街で寿一くんと加奈ちゃんを見かけた。
加奈ちゃんに笑いかけている寿一くんは私に気づくと、眉を少し下げて何か言いたそうだった。
その顔を見た瞬間、いてもたってもいられなくて靖友くんに電話をかけていた。
たすけて。
胸が苦しい。涙が溢れて止まらない。寂しい。
息が上手く吸えない。
願いが届いたのか、数コールのあと優しい声が聞こえてきた。

「雛美チャン?どしたのォ?」
「やす、と、もくっ……。」

口からは言葉より嗚咽が漏れて、上手く話せない。
こんなことならメッセにすればよかった。

「……泣いてんのォ?」
「うっ……ごめっ。」

優しい声が、耳に気持ちいい。
でも甘やかすようなその声は、私の涙を溢れさせるばかりだった。
まるであの日のように。
いつまで経ってもきちんと話を出来ない私に、靖友くんはため息をついた。
いい加減呆れられただろうか。
そう思うとズキリと胸が痛んだ。

「ごめ、あの!だい、じょうぶ。ごめんね。」
「雛美チャン今どこにいンの?」
「外に、いる……。」
「悪ィ、一人で帰れる?」
「う、うん……。」

家に帰れ、と言われたことに何故かショックを受けた。
当たり前のことを言われただけだ、私は靖友くんに何を求めていたんだろうか。
遠く離れているのに、どうしろというんだ。
そう思うと急に頭が冷えてきた。
不思議なことに、寿一くんを見かけた時よりも私のショックは大きく心にぽっかりと穴が開いたようだ。

「じゃぁ、またな。」

そう言って切られた電話を、私は暫く見つめていた。
今は、誰とも関わりたくない。
一人に、なりたい。
私はスマホの電源を落として、家に帰った。








玄関を開けると再び涙が溢れて止まらず、タオル片手に布団でずっと泣いていた。
布団に籠って、どれくらいの時間がたっただろう。
外はもう暗くなっていて、部屋の中は明かりもなく真っ暗だ。
喉が渇いたな。
キッチンに立つと、インターホンが鳴った。
勧誘だろうか。
今は誰にも会いたくない。
私はそれを無視した。
暫くすると、またインターホンが鳴る。
しつこいなぁ、誰だろう。
ドアスコープから覗くと、いるはずのない人がそこにいた。
私は慌てて鍵とドアを開けた。

「靖友くん!?」
「やっぱいたか。電気ぐらいつけろよ。」
「なん、で……。」
「俺のこと呼んだろ?」

ニッと口角を上げて笑う靖友くんは、サイジャでこそないもののジャージのままだ。
あの電話のあと、急いできてくれたらしい。
今度はそれが嬉しくて涙が出た。

「電源切ってんじゃねェよ、バァカ。」
「ご、ごめっ。部活、は……?」
「なんとかなんだろ。」

途中で抜けてきたんだろうか。
申し訳なくてまた涙が溢れてくる。
謝ることしかできない私を押し込むように靖友くんは部屋に上がった。
私の腕を引いて電気をつけると、ベッドに座らせた。
その向かいに靖友くんが座り、私の手を握っていてくれる。

「んで、何があった。」

私を覗き込みながら、靖友くんが優しく聞いてくれる。
私は今日あったことを話した。

「それで、靖友くんに電話して……帰ってきた。」
「何で電源切ったんだよ。」
「靖友くんに、呆れられたと思って。いい加減見捨てられただろうなって思ったら、何かもう全部どうでもよくなって……。」
「呆れてねェよ。見捨てるわけねェだろォ?俺がどんだけ雛美チャン好きだと思ってンのォ?」
「ごめんね……。」

謝るばかりの私の顔を持ち上げると、靖友くんは口を尖らせる。

「謝るより、礼の方が嬉しいんだけどォ。」
「え?」
「”ごめん”はもういらねェ。」
「……ありがとう?」
「おう。」

靖友くんは、嬉しそうに笑った。
それを見た瞬間、私の心の穴がなくなっていった。
暖かい気持ちで満たされていく。
そうか、私はもう寿一くんよりも……。

「あり、がと。」
「ン。」
「きてくれて、ありがとう。」
「おう。」
「好きになってくれて、ありがとう。」
「どーいたしましてェ。」
「一緒にいてくれて、ありがとう。」
「ハッ、どんだけ言うんだよ。」

そう言ってケラケラと笑い出した靖友くんの頬を、今度は私が両手で挟んだ。

「好きだよ。」
「……冗談だったら洒落になってねぇけど。」
「冗談にしたら怒るよ。」

靖友くんの手がするりと伸びてきて、私の背中に回される。
私も頬に当てていた手を首に回した。
息がかかるほど顔が近くて、すごく恥ずかしい。

「雛美チャン。」
「なぁに。」
「付き合って。」
「喜んで。」

靖友くんがぎゅっと抱きしめてくれる。
暑いはずのその温もりが、今はとても心地いい。
”待たせてごめんね”と囁けば、”4年半は長かった”と笑われた。
遠いはずの距離が、靖友くんにかかればあっという間に縮められてしまう。
私たちに、距離なんて関係ない。

「今度そっちに遊びに行くね。」
「時間かかるよォ?」
「靖友くんが言っちゃダメでしょ。」

”説得力ないよ”そう言って笑いあえるこの瞬間が何より愛しい。
情けなくて、みっともなくて、どうしようもない私だけど。
靖友くんがいてくれるなら、きっとなんでも頑張れるよ。
これからは”ごめん”よりたくさんの”ありがとう”を靖友くんに伝えられますように。



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にわなずな様より
「福富くんに浮気されたヒロインが荒北くんに落ちる」
ということで、書かせて頂きました。
元々短編が苦手なうえ、頂いた設定が素敵過ぎて書きすぎてしまい…
三部作になってしまいました。
お待たせして申し訳ありません。
お気に召していただければ幸いです。
リクエストありがとうございました!

++来てくださる全ての方へ++
7000Hitありがとうございます!


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