「ご主人様、コーヒーです」
「ああ。ありがとう」
「…ご主人様、……もうメイド服脱いでいい?すごく動きにくいんですけど。ヒール高いんですけど。転けるんですけど」
「ムードぶち壊し。最初から」
「えー」



「ご主人様、こちらコーヒーになります」
「そこら辺置いとけ」
「かしこまりました」
「おい。何か失敗しろ。メイドといえばドジだろう」
「えー。ご主人様ったら変なDVDの見過ぎですよー。まなどん引きー……あ、うそうそ、ごめんね赤司、引いてないよ。うん何か失敗しようか、何がいい?ね、お願いだから、機嫌治して」



「ご主人様、どうしたら許してくれますか」
「…言っておくが、僕は変なDVDなど見ていないからな」
「はい。存じております」
「…はあ。こんなんじゃ先が思いやられるな」
「ごめんなさい、ご主人様」



文化祭まであと四日。出し物はメイド喫茶。果たして、まなは無事メイドらしくなれるのだろうか。

乞うご期待!(続かない)


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