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極秘の任務(前半)

今日は実にいい日だ。
何より仕事が捗り、目の前にあった大量の書類の山が自分でも驚く速さで消えて行く。たまにはこのような素晴らしい日があっても罰は当たらないだろう。

「さて、次はどの案件を片付けましょうか」

コンコン―

「室長。淡島です」
「どうぞ」
「失礼します」

扉の向こうから現れたのは、セプター4の副長の地位に就いている淡島世理だった。
彼女の様子から察するに、緊急の要件ではないようだ。

「どうしました淡島君?」
「お忙しいところ申し訳ありません。実は目を通して頂きたい資料があり持参させて頂きました」
「分かりました。後で目を通しておくとしましょう」

淡島の手から資料を受け取った宗像は、軽く目を通す。どうやら例のあの少年に関する資料のようだ。

「では、私はこれで失礼します」

踵を返し室長室を後にしようとした淡島の動きが、何かを思い出したかのように突然停止する。流石の宗像も淡島の見なれない行動に違和感を思えた。

「どうかしましたか?」
「最後に室長。一つよろしいでしょうか」
「なんでしょう」
「その、伏見を見ませんでしたか?朝から姿を見て居ないので少々気になりまして……」

伏見とはセプター4に在籍する人物で、その実力はナンバー3の位置にある。非常に優秀で宗像や淡島にも一目置かれている存在だ。

「嗚呼、そう言えば君には話していませんでしたね。彼は私の命で朝から動いてもらっています。任務が完了次第、通常業務に映るように伝えてありますので安心して下さい」

宗像のその言葉に納得した淡島は、それ以上何も言わず頭を下げ部屋を後にした。室長の言うことに間違いはない。彼女はそれを知っているから故の行動だろう。

「ふー、本当に君の上司は油断ならない人物で困りますね。伏見君?」

この状況で宗像の問いに返答するのは賢明ではない。伏見はそう判断した。

「んっ……」

取り敢えず今はただ先に与えられた命令を遂行していればいい。

「もし淡島君に気付かれでもしたら、君と私はどうなっていたでしょうね」

気付かれでもしたら……か。誰にも気取られないように気配を殺して、今この場所にいると言うのに。この人は本当に食えない男だ。

「君が私の執務室の机の中で、私のモノをしゃぶっているなど、きっと誰も予想していないでしょうね」

全くだ。自分の職場で、部下に自分のペニスをしゃぶるように命令する人間も、ましてや周りの人間もそんなことを自分たちの職場でそのようなことが起っていると想像する人間もいないだろう。
伏見は宗像の机の中。言わば足元に身を屈め、床に膝をついた半立ちの状態で必死に宗像のペニスを口に含み刺激を与え続けていた。

「むぅっ……」
「ふふっ、まさか淡島君があのタイミングで来室するとは予想外でしたが……君にもいい刺激になったでしょう」

伏見とて正直こんなところで宗像のペニスをしゃぶるなど、本来なら願い下げなのだが……拒否したら後でどんな仕打ちをされるか分かったものではない。後のことを考え、伏見は今この場で宗像の命に素直に従うことにした。
伏見はかれこれ三十分近くは宗像のペニスを咥え続けている。そろそろ伏見の顎にも限界が近付き始める。

ったく、さっさとイケよっ――!

「どうしました?口の動きが些か疎かになってきたようですが……」

怒気を含んだ宗像の声が伏見の耳に届く。宗像を早く絶頂へ導こうと、ペニスにに舌を絡め吸い上げるが、宗像は息を乱す所か、満足している様子が一向に見受けられない。
だが確実に口の中でペニスが大きくなっているのを伏見は感じ取っていた。

「ふぅっ……むうーーっ、ン…」

本来なら宗像をイかすことなど、伏見には容易なことなのだが、今日は違っていた。
早朝からストレインが関わった案件が起こり、伏見は緊急出動し体力を激しく消耗してきたのだ。その後直ぐに宗像に呼び出され、伏見は何時ものように舌を十分に動かせずにいるのだ。




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