俺が戦争に行っても、あおいは泣かねえよな?
ふわふわの銀髪。銀ちゃんが私に話しかけた。言われたことを少し考える。戦争。銀ちゃんが戦争に。
泣かないよ、
自信が無い。確信が持てない。そんな答えを返した。考えただけで涙がでるのにね。ぐっと奥歯をかんで堪えた。涙。
そっか、
ゆら、と銀ちゃんが揺れた。あぐらのまま。私もあぐらをかいてみる。すぐに腰が痛くなった。女の子という、現実。
あおいは優しいな
どこが、と思った。こんなに恋に飢えて。それに今すぐ、泣いてしまいそうなのに。
でも優しいのは銀ちゃんだよ、とは言えないんだ。口を開けば、きっとずるい涙の雨が降るから。
I LOVE YOU ?
次の日、銀ちゃんはいなくなってた。
YES , BUT NOT