∵ 電波少女は臨也さんと宇宙博物館へ行きました(セリフのみ)

「じゃ、俺ここで待ってるから一人で回ってきな」
「なに言ってるんですか!せっかくここまで連れてきてくださって入場料も払って下さったんですから臨也さんも一緒に回りましょうよ!」
「大体何で俺が貴重な休日を君のためにわざわざ削らなきゃならないのかな」
「臨也さんは常に休日みたいなものじゃないですか!だからカレンダーが真っ白なんですよ!私のスケジュール帳見ますか!?すっごくカラフルなんですから!今度私がカラフルにしてあげますね!」
「それって君のしたいことで毎日が埋め尽くされるようになるってことだよねぇ。そんなの御免だよ。それに俺はちゃんと仕事してるけど。っていうか君こそ常に休日みたいなものなんだからどうせなら俺が暇で暇で仕方ないときにしてくれない、こういう所に連れてくるのは」
「だって臨也さん今日ずっと寝てたから…」
「君が俺を起こしに来たの何時だと思ってんの?朝の6時だよ?」
「だってどうしても今日宇宙に行きたくて…そしたらサンタさんが、それなら折原の臨也を起こしに行けって言うから…」
「は?サンタ?」
「はい、サンタさんです。臨也さんも小さい頃好きだったでしょう、サンタさん」
「そんなわけないだろ」
「幼き頃は誰でもそうだっていま宇宙からの交信が…ほら、臨也さんにも聞こえるでしょう?」
「俺の耳塞いでどうすんの」
「こうすれば臨也さんにも聞こえるはずです」
「…………」
「聞こえましたか?」
「あー聞こえた聞こえた」
「えっ、ほんとですか!?」
「うんほんとほんと。もう帰れって言ってるよ」
「あ、そろそろプラネタリウムが始まりますよ!見に行きましょう!」
「君俺の話聞いてた?」
「手繋ぎながら見ましょう!そうすれば臨也さんもわたしと一緒に宇宙に行けますよ!」





「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -