∵ 臨也さんはどうやら電波少女に懐かれたようです(セリフのみ)

「臨也さん臨也さん!大変です大変です!」
「そんなに急いでどうしたの」
「鍋がですとろおおいしましたー!!」
「は?デストロイ?」
「そうですですとろいです。臨也さんの命とも言えよう土鍋がぱりぱりばっきんじゃぼんって壊れてしまいました」
「その擬音語相当やばいんじゃない?つか俺のことを何だと思ってんのさ」
「人とひとり鍋と残りは中学二年生な感じだと思ってました」
「最後余計だよ。いや、二個目も余計か」
「それより早く来てください!さっきまでコトコトグツグツ音をたててたのが嘘みたいなんです!」
「……わ、ほんとだ…どうしてこうなったの」
「わたしにもわかりません。おたまで色々グルグルかき混ぜてたら突然宇宙から交信が。鍋がおちたと。折原臨也が危険だと知らせてくれました」
「…………」
「え!?臨也さんどうしたんですか!?鍋が壊れてしまったのがそんなに悲しかったですか!?わたしが慰めてあげます!まさに救済です!」
「俺は君を救ってあげたいよ。でもね、生憎俺は君を救ってやれるほどお人好しじゃないんだ」
「臨也さんは良いひとですよ?それはもう世界でいちばん!」
「根拠は?」
「神さまが言ってます!折原臨也は良いひとだって!」
「悪いけど、俺は神の存在を信じてないよ」
「じゃあわたしが臨也さんは良いひとだって言えば信じてくれますか?信じてくれますよね!神さまなんかじゃなくてわたしが臨也さんをすきだと言ってるんです!」
「…それなら、信じてあげてもいいよ」
「ありがとうございます!臨也さんはどうですか?すきですか?わたしのこと!」
「苦手だよ、君は」
「それでもいいんです!それでもいいんではないかと神さまが言ってます!」
「ふーん…神様ねぇ…」





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