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ふらんぼわあず (JongDae)




 うそつきは泥棒の始まりということわざが本当なら、俺はいずれ泥棒になってしまうのだろうか。

「ジョンデー!」
「……んー?」

 なんて、考えている側から俺の部屋にわたわた慌てた様子でベッキョンが駆け込んできた。一体なんの騒ぎなんだ、とベットに転がりながらも携帯の画面から顔を上げる。
 その瞬間、目の前の異様な光景のせいで、俺が次に喋ろうとしていた言葉は喉に詰まったまましばらく出てこなかった。
 わなわなと震えるベッキョン。その顔は焦りのような、悲しみのようなで、まるで叱られている子犬のよう。そんな彼の手は、真っ赤に染まっていた。
 俺は驚き、慌てて飛び上がった。

「なんでよ!! どうして、え、血!? ……ひぃぃ、垂れてる垂れてるっ!」

 側に駆け寄るとベッキョンの目には涙の薄い膜ができていた。俺はその目を袖で拭いながも、なんで、どうして、こうなった、というハテナばかりが頭に乱立する。いまいち、状況がつかめない。

「うあー、ジョンデ〜……!」

 いま宿舎には俺とベッキョンの二人しかいない。



チャニョルと会う

好き?

好きじゃない





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