私には好きな人がいます。
その彼とは小学校の頃からずっと一緒にいます。
小学生の頃の彼はとても弱虫で、けれど強がりで、よく隠れて泣いていました。背だって周りの友達よりも小さくて、泣いている彼を慰めてあげるのはいつも私の役目でした。

私は、彼のことならなんでも理解しているつもりでいました。
なぜならいつだって、彼は私に悩みや不安を打ち明けてくれて、その度に相談できるのはお前だけだよと私の短い黒髪を撫でてくれて。いつも私を頼ってくれていたのです。高校生になって弱虫じゃなくなったし、見上げるのが大変なほど身長だってずっと高くなって。それでも彼は小学生の頃と同じ優しい笑顔で私を見てくれたし、私はそんな彼がずっと大好きだったのです。
それなのに。
彼は私のことなんてこれっぽちも見てはいなかったのです。…小学生の頃からずっと。そのことに、私はやっと気が付いたのです。彼とはもう10年も一緒にいるというのに、彼のことならなんでも理解しているはずなのに、たった今。私は彼に対してきっと盲目だったのです。彼が小学生の頃からずっと。
…けれど、仕方のないことなのです。少し考えてみれば当然のことなのですから。

私は彼の飼い猫で、彼が好きなのは幼馴染の女の子。
(彼にとっては私なんて、所詮ただの黒猫にすぎないのです。)




−−−−−キリトリ−−−−−
初心者が見よう見まねで作ってしまいました。文章は意味なくがりがりと書いたものなので気にしないでください。
小説機能を使わず、子ページで文を書く人にお勧めです。
小説機能で使う場合は色文字部分を#title#にして、()の部分はなくしてください。
検索避けタグが入っていますので、邪魔な方は消してください。

■■■ 鴇色
■■■ 藤鼠
■■■ 若苗色
■■■ 鴇鼠
■■■ 秘色
■■■ 紅梅

PC以外からどう見えているのかを確認することができないので、携帯などから見たらおかしくなっているかもしれないです。すみません。

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