新宿。臨也の家のベットの中で、折原臨也の隣にいる平和島静雄の金色の髪の毛が、まさにライオンの毛並みと一緒の色だと半分寝惚けつつ臨也は思った。
静雄の髪…いや、他の者の金髪も完璧な、まさに絵の具のような金色ではない。
だけど何処かでみたことのある、と一週間ほど前にふと考え出し、自分の隣で、しかも裸で無防備に寝ている静雄の髪の毛を何気なく触っていたとき、ライオンの毛並みと一緒と言う真実に辿り着いた。
トラはライオンの毛並みよりほんの少しだけ明るい、と言うイメージを臨也は思っていたので。トラの毛並みとは違う。百獣の王、ライオンなのだ。
力はライオンよりも勝ると思うけど。なんて、臨也はどんどん重たくなっていく瞼を必死に上げつつクスリと小さく笑う。
「おやすみ」
静雄の髪の毛に小さくキスをした臨也は、電気を消さずに毛布の中に潜りこみ、重たくて重たくてしょうがなかった瞼をようやく閉じた。

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イザシズ某神様、ゆんさんのような文才と妄想力はどこに売っておりますか?ついったではなんていうのだろうか、その、ドSっぽいことを同じフォロワーさんに言っているけれど、なんであんなに神様なのだろう。けしからん。

 
2010.10.06 04:54
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