short | ナノ

今日は引越し。
どこに引っ越すかって??

それは内緒でお付き合いしている
彼のマンションのお隣の部屋にです。
間違いではありませんが事務所の寮です。

なんてメタ発言。笑

内緒でお付き合いしている彼は
今をときめくトップアイドル。

そんな彼の彼女は平凡な私。
彼とは学生時代からの仲です。

もっとも、私と彼の関係を恋人以外で示すなら
仕事の相棒ですかね?

あ、私、彼(彼らともいう)の曲を書いてます。
作曲家です。
平凡とが半分嘘でした。笑

そんな話はおいといて、
なんで引っ越すのかというと。

実は少し前彼とフライデーされちゃいまして。
ともいうのも私、事務所の寮で生活せず、
外部でのほほんと暮らしていたわけですが、
ある日彼が私の家に来ているのが見つかり、
何故かフライデーに。
社長が事をおさめてくれたので今は元通り。

ですが、私達の交際を知ってか、
社長の配慮により私は今日から事務所の寮に。
ましてや彼の隣の部屋にしてくださいました。
これで心配はないし、仕事もしやすくなりました。


「おーい、ひめー。
この机こんなか入れるぞー。」

『あ、はーい!』

今は慌ただしく荷造り中!!
彼も手伝いに来てくれました!

「?なんか楽しそうだな??」

『そりゃ、楽しいってか.....楽しいよ!!
だって翔ちゃんの隣の部屋に引っ越す準備だよ?!
ふふ〜♪』

のんきにそんなことをいうと、
彼はまったく、と笑をこぼした。

「まぁ、これからは気楽に会いに行けるし、
次の日仕事でも、部屋がとなりだから
寝泊りも普通にできるし。
俺たちにしちゃありがたいことだよな〜。」

『ほんとだね!!
楽譜もすぐに渡しに行ける♪』

「そこかよ(笑)」

彼は少し苦笑した。
でも私だってほんとに嬉しい。

「疲れたらいつだって充電しに行けるな〜!」

『私は充電器かよ!!
でも、これでいつでもぎゅーってできるね!!』

にっこり、彼に笑いかければ
彼は動かす手を止めて顔を赤く染めた。

『翔ちゃん真っ赤!かーわい〜♪』

「うるせぇ!!可愛い言うな!!!」

『ふふ〜!』

「ったく!覚悟しとけよ!!!
これまで以上にいちゃいちゃしてやる!!!」

『翔ちゃん、大胆だね〜』

「大胆って..........うわぁ?!!?」

翔ちゃんがびっくりした目線の先には
呆れた顔のトキヤ。
どうやら荷造りの調子を見に来たようだ。

「作業は進んでいるか見に来たものの、
案の定あまり進んでないようですね。
まったく。これからたくさんいちゃつけるのですから
いまくらい喋らずに手を動かしたらどうです。」

「わかってるよ!!///」

『翔ちゃんたら、ゆでだこみたい!!!』

「うるせーーーさっさと作業しろおおおおーっ!!///」



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gdgd初書き。
翔ちゃんです。

0112 一之瀬

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