凍えそうだから迎えにきて

いちごミルク

水葬

もっともっと高く

葡萄色に濁る

骨が軋むくらい強く愛して

此処で眠れるしあわせ

エメラルドに溺れる

雨音ワルツ

黒白の空

花八分目

風に唄う金木犀

揺蕩う夜の温度

こうして君を守れるのなら、他の何を犠牲にしたって構わないのに

いずれ来る いつか のために

蒼い月が昇る

優柔不断なアメジスト

君に捧げる花の名は

沈黙アクアマリン

スカイブルーに溶ける

まだ、全然足りない

僕らをとりまく世界の色は

ルビーがお似合い

甘い揺りかご

遠く聞こえる鐘の音を

貴方のことならなんだって知ってる

春待ち小鳥は緑を謡う

雨上がり

この道、渋滞中につき

電子郵便

ごきげんいかが？

カウントダウン

伸ばしたその手で何を掴むの

不発弾ならそこら中、いくらだって埋まっているのだ

灰色の猫

トパーズに誓う

正直な君がひとつだけ僕に吐く嘘

眩しくって目を閉じた

チョコレート一粒

一番最初に好きだって言うから

星屑ガーネット

期限切れ

ぜんぶ持っていて、

苦いばっかり

態とサヨナラ