眩しいものがすべて優しいとは限らないのだ
透明に張り裂けて
薄氷と真綿
苦しいくらい
湿度、粘度、温度
「ごめんねもう忘れちゃったんだ」
梅雨が来ました
鬱陶しい
ぼくは、きみがきらいです
カーテンの向こう
雨粒は小さな鏡
きちんとした形がないから大事にしてあげられない
泥濘の外
ぬかるみの内
昨日の烏は教会の上
飴玉一つと交換だよ、って
銀色磁石
あと何歩進めば森の外
紺碧に変色していくガラス
「両手を広げてるのは抱き締めるためじゃなく自分の領域を守るため」
雲喰虫
君にあと一つ優しい世界




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