開け放したカーテンから燦々と太陽の光が降り注ぐ。
そんな昼間に、俺の部屋で、俺は。俺達は。
「ふ…っ、っ、ん…」
漏れそうになった声をクッションに口を押しつけてくぐもらせる。涎が春樹の口元と布を汚した。
外から子供たちの楽しそうなはしゃぎ声が聞こえ、あまりの境界線の薄さにたまらず内壁が萎縮する。
春樹のアナルに埋め込まれた弟の一物が脈打つ。
「興奮しちゃったの? お兄ちゃん」
弟はいつもは兄貴と呼ぶくせに、セックスの時は面白がってそう呼ぶ。
お兄ちゃん、なんて呼んでくれたのは小学三年生までだ。
小さいころの弟を思い出して、#アナルを収縮させながら男主名前#は恥ずかしくなる。
( 俺は、弟と。実の弟とセックスしてる。実の弟に抱かれているんだ。)
腰を掴まれ内壁を押し進んで、直腸をいっぱいに広げて弟の一物は入る。
春樹の尻に弟の陰毛がくしゃりと当たった。一物の先で届かぬ奥を探るようにとんとんと突かれる。
腹は苦しいのに、もっと奥に欲しがる。
入らないのに。入らないのに欲しいと涎が出る。
ズルズルと肉棒が出口へと向かう。
引き留めるように内壁が蠢き、その蠢きの中を再び押し込められる。
「あ…っ」
「母さんたちに聞こえちゃうよ?」
春樹は慌てて唇を噛んだ。
律動が繰り返される。
( ああっ、そこ…! 気持ち良い…ッ )
深く緩やかに。探られて撫でられる。
腰を突き出せば浅く早く律動、俺のアナルは摩擦で熱い。
深く、早く、浅く、ゆっくりと。
( あ…ッあっ、ぁあっ )
ピストンの嵐。
「お兄ちゃん…」
耳元で囁いて舌を中にさしこまれ、爆発寸前だった春樹は吐き出した。
ラグが濡れる。
弟は構わずピストン。
ぐちょぐちょ。
春樹の下肢も復活し、律動に合わせて腰が揺れる。
( はぁっはぁ、ああっ )
獣みたいだ。
ぐちょぐちょぐちょ。
もっと、もっと。
ピンポーン。
はいはい、あら山田さん、ええ、まあ、これから? ええ、構いませんよ。
お兄ちゃんたちー、お母さんちょっと出掛けてくるわねー。
パタパタ。
すみませんお待たせしました、じゃあいきましょうか。
ガチャ。パタン。
…………。
「あッ、あ、んあっ!」
「母さんいなくなったら早速? 我慢弱いなあ」
「あっ、もっ、もっと!」
「こう?」
「あっあッあああー!!」
「お兄ちゃん…、俺のちんぽ好き? 弟とするセックス気持ちいい?」
「ああっすきぃっきもち、いぃっ、ああぁー!」
「中出しッ、好き?」
「すきっ、なかだしすきっ、おなかいっぱい、だしてっ!」
「うん。出す、よ!」
「あああーっあッああ、ぁあ゛あ゛!」
「…っ!…うぅっ」
「ああ――っ!!!」
ビュルルル!
ビュク!ビュク!
ビュク…、ビュク…。
はぁはぁはぁはぁ。
荒い息のまま春樹は弟とキスをする。
ねっとりとしたキスは余韻に火がつきそうだ。
ガチャ。パタン。
ただいまー、お兄ちゃんたちー、勉強一区切り出来そうー?
「まだーっ、今良いところー!」
そう、頑張ってねー。
「はーい!」
弟は母さんに言うやいなや、春樹の腰を抱えて律動する。
( ああ…、声我慢しなきゃ… )
END
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