エリート勤めの男は妻が居る既婚者であったが、しかし同性の相手を組み敷いて情事に耽る事を好む人間だった。
結婚した後も変わらず同性の男とベッドで過ごす彼には、そう言ったセックス専用の『ペット』が何人もいる。
性もまだ未成熟な少年に快楽を教え込み、自ら足を開くような淫らなセックスペットにしてまうのだ。

つい先日も、中学生のまだ未熟で無垢な体をドロドロに掻き回して、ペニスを迎え入れて喜ぶ性癖を植え付けた。
素質があったのか、ほんの少し悪戯しただけで男の手の内に少年は堕ちてきた。かなりの名器を持つ少年を簡単に手放す筈がない。

( ――早いうちに溺れさせて、従順なコレクションにしてしまわないと )

男は翌週の日曜日、朝から春樹を呼び出し根城のホテルへと再び連れ込んだ。
裸に剥かれた春樹が、ベッドの上で身を縮めて竦んだ体を震わせる。


「や、止めて下さい…、お願い…帰して…っ」

「駄目だよ。もっとエッチな子にしてあげるって、言っただろう?」


あの強烈な快楽は時間が過ぎれば怖いものだ。
また頭を真っ白にされてしまうのかと、春樹はその身を震わせた。

思い出す。
尻の中に熱い肉塊を入れられ、それを出し入れされる度に身を捩らせて喘いだあの日。
何も出ないほどイかされ、溢れる出るほど腹の中に射精され、精液まみれになった姿の自分に…胸を高鳴らせてしまったあの日を。


「エッチな顔して、何を思い出してたんだ?」

「ひあ…っ」


キュッと乳首を摘む。
そのまま指先でこねれば、春樹の体はあっという間に性感を呼び覚まし、抱かれるための体に変わってしまった。抗いたいと思っても、奥深くまで刻みつけられた快感を求めてしまう。
春樹の両手首を、男は手枷で自由を奪った。


「君へのプレゼントだ。気に入ってくれるね?」


ファッション用でもSMプレイ用でもない、犬用の真っ赤な首輪を春樹の細い首に填め、男はセックスの調教を前に舌舐めずりをする。


「エッチな事…たくさん教えてあげるよ」


男の淫猥な笑みに、春樹の心は……期待に跳ねてしまったのだった。


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「…ぁ…はぁ…はぁ…あ…あ……」


男によって春樹はペニスを戒められ、ディルドやバイブでアナルを犯しつくされた。
イかせてと泣く春樹に「気持ちいい」と言わせ、男は次々と淫らな言葉を覚えさせていく。
男は衣服を脱ぎ捨ててのし掛かった。


「ほら、君の大好きなおちんちんだよ」


春樹の胸の上に跨り、反り返った太く長い凶悪なペニスを曝して、見せつけるように扱く。
赤黒い皮膚には血管が浮き出ており、剥き出た亀頭がグロテスクなまでに生々しい。上下の動きに押し出されるように先端から先走りが溢れ、ぽたりと春樹の唇に落ちた。

―――途端、ゾクゾクと春樹の背中を走った形容しがたい高揚感。

首輪を引かれて薄く開いた唇に男はペニスの先端を押し当て、グロスを塗るように唇をなぞって先走りを塗りたくる。

( 同じ…男のなのに… )

そのまま唇を割ってこようとするペニスの亀頭に、春樹は顎を下げて迎え入れた。


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