男は他人の肉棒を扱くのをやり慣れているのか、自分でするよりも気持ち良かった。
ギッ、と春樹の左の席に違う男が座る。
Tシャツの裾から手を忍ばせてきて乳首を摘まれた。
ビリッと痺れるような疼きが脳にまできて、まるで女のような反応に春樹は唇に手を押し当てる。


「っ、……〜〜っ」


( やべえ……俺…すげえ興奮してる… )

春樹の性器はもうパンパンに膨らんでいて、先端から先走りが溢れている。
座席の肘掛けを握り締めていた手を左隣りの男に取られたかと思うと、そのまま男の勃起した肉棒を握らされた。
ドクドク脈打っている。
春樹の手を包むように握って上下に扱き始め、さらにはTシャツを捲り上げて乳首にしゃぶりついてきた。


「…ぁ…っ……くっ」


ひくひく体が震える。
乳首がこんなに気持ち良いなんて知らなかった。
声を我慢するのがこんなに大変なのも知らなかった。
右隣りの男が息が掛かるくらい顔を近付けてくる。


「エッチなキスしていい?」

「…あ……」


興奮するままに頷いた。
男とは初めてのキスだ。
女と違って薄い唇は思った以上に気持ち良い感触で、入ってきた舌もぞくぞくするくらいヤラシイ動きをする。
春樹も舌を出して夢中になって絡めあった。

春樹は自然と右手を伸ばして男の股間を触っていた。
男は性器を取り出して春樹に握らせる。

数時間前までは考えられなかった状況だ。


「ん…ふっ……く…イく…おじさ…俺、もぅ…」


春樹が訴えれば頷いた男は屈み、勃ち上がったペニスを口に入れてしまう。
温かい粘膜に短く悲鳴じみた音を喉で鳴らして、我慢する間もなく春樹はイってしまった。


「は…っはぁ…はぁ…っ」


気持ち良さに放心状態で脱力していれば、ズボンとトランクスをずり下げられて下半身を丸見えにされる。
ギョッと混乱した間に左右の男達に両足を掴まれ、春樹の股間はぱっくりと大きく開かれた。
何時の間に来ていたのか、前の席からこちらを見ながらオナニーをしてる男達がいた。


「あ…あのっ、俺、もう…っ!?」

「いやいや、せっかくだから、お尻の気持ち良さも覚えていくと良いよ」


持ってきていたのか、ローションを手にして男が興奮した息で言う。
ここにきて春樹は、痴漢行為がエスカレートしている事に気が付いた。
アダルトサイトにあった体験談を越えてる事態に、混乱と恐怖と興奮が頭の中でざわざわと騒いでいる。


「ぁ…待って…待ってっ」

「怖い事じゃないさ」

「気持ち良いから、ね?」

「おじさん達に見せてよ」


掌で温めず、冷たいローションをそのまま垂らされた。
肩を縮こまらせると、肉棒を握られて擦られる。また股間に血液が集中しだした。
硬い皺を伸ばして、ローション濡れの指が中に入ってくる。

( ぞわぞわする…っ )

想像していた痛みはない。
だが、主張する異物感に眉を寄せれば、ペニスのほうに気を紛らわされる。
出入りする動きが変な感じがしてならない。


「こんな若くて可愛い子がここに来るなんて、今日来てラッキーだったな」

「同感だ」


ねっとりとした視線。
何人もの男達が、性器も尻の穴も丸見えな春樹を舐めまわすように見てきて、羞恥心とは違う熱さが体を巡る。
見られて興奮してるのだ。


「…ぁ…はぁ……っ…」

「アナルセックスの素質あるよ。もう感じ始めてる…」


指が増えてる。
長くて太いごつごつした男の指が、尻の中を擦るごとにぞわぞわした感覚が強くなっていった。


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