オーガズムに震える身体を、下からガツガツと突き上げる。
静かな夜の駐車場の中で、一台の車体が不自然なほど揺れていた。
それを見咎めるものはいない。
誰にも知られることもなく、少女はセックスの快感に堕とされた。
「あっあっ、あん…ッ、ひっ、…だめ…また……いっちゃ……っ、イッちゃう…! っ、ひ、ぃや…あッ…あー…っ…」
「うっ、うっ、…ああたまらん…っ、このビッチめ……っ」
「いく…いくぅ…っ、あ、あ、や…また、あっ」
ずっと続く絶頂感にパニックになって、姫子が泣きじゃくりながら抱き付いてくる。
ただでさえ狭くてキツい膣内が、何度もペニスを締め付けてきた。
その卑猥な粘膜を擦る。
下半身を深く密着させたまま、男はラストスパートを駆け抜けた。
――ビュルル……ッ!
尿道を駆け上っていったザーメンが噴射され、吸い付いてくる内壁を叩いた。
のたうつようにペニスが跳ねる。
ビュクビュク…、ビュル…ッ
精液を擦り付ける快感。
突き上げ、腰を回し、吐き出しながら愛液と混ぜ合う。
孕まそうとする雄の本能が、執拗に精液を注いだ。
理性も正気をなくした少女は、腟内射精に気付いていない。
「はぁッア…、ひゅ、ヒュー…」
喉で掠れたような荒々しい呼吸を繰り返す姫子を膝から下ろし、シートへ俯せに横たえる。
男は制服姿の少女の卑猥な姿を見ながら、手でペニスを乱雑に扱いた。
よほど興奮しているのか、それとももともと絶倫と呼ばれるものだったのか、股間の肉塊は直ぐに硬くなった。
奥に射精したせいかまだ溢れてきていない膣口に押し当てる。
「ん…っあ…、ま、って……、も、むり……いっぱい…いっぱいイッたよ……」
「若いんだからまだ大丈夫だろう?」
男はそう言うと、姫子の収縮する膣内へ再びペニスを挿入してしまう。
そうされてしまうと姫子はもうダメだった。
愛液と精液が摩擦で泡立ち、ごぽっ、ぶちゅ、と掻き出されるようにピストンのたびにあふれる。
「っあ…あ、ひ…っ、あっあんっ、きもちぃ…おちんちんきもちいい…」
「この一発が終わったら、ホテルに行って、たくさんエッチしようね…。明日の夜には、お家に帰してあげるからね」
「あっあっ、ひぃん…っ、や…っあ…こわれ、こわれちゃう…」
「でもおじさんのチンポで犯されるの気持ちいいんだろ? もっと欲しいよね?」
「きもち、い、気持ちいい…っ、おちんちん気持ちいいの…、っあぁ……! イッちゃう…イクッ、いくいく…っ!」
「っう…!」
姫子の尻を潰すように股間を押し付け、捻り込み、男もまた快感に達した。
まだ成熟しきっていない子宮に種付けるように射精する。
ドクドクと吐き出される熱。
無防備なまま快感に悶えて震える淫らな少女。
姫子は泣きじゃくるように喘いで、跳ねるペニスを締め付けた。
「すごいな…トロトロのくせに、キツいままだ…。姫子ちゃん、おじさんともっとしたい?」
「はぁーっ、はぁーっ、あ…あぁん…っ、は、した…したい…」
壊れると思ったのは確かなのに、それでもねだってしまう。
起こされた姫子は、男の首に腕を回して抱きつくと、自分から唇を寄せた。
舌を絡ませ、擦り、ちゅぱちゅぱと子供のように吸い付く。
溺れる激しいセックスをしたのに、キスは幼いままだった。
「おちんちんでもっと気持ちよくして…、おじさん、もっと……お願いします…もっとエッチしたいの…」
強烈な刺激が姫子を飲み込む。
理性を失って堕ちるような快感を、セックスを、男というものを知ってしまった。
良い子じゃなくていい。
これが与えられるのなら悪い子になりたい。
知らなかった頃にはもう戻れない。
* * * * *
一度止まった筈の車が揺れる。
曇ったガラスに細い指のあとが引かれ、女の声が漏れ聞こえてくる。
揺れて、揺れて……。
わななく嬌声が宵闇に溶けていく。
ひときわ大きく揺れた後、ようやく車体の振れが止まった。
暫くして着乱れた男が後部席の扉から出てきて、運転席へと乗り込む。
エンジンがかけられ、ライトがつく。
ゆっくりと動き出した車は、そのまま山間へと進路をきった。
END
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