姫子はギクリと体を強張らせて、泣き濡れた瞳を見開いた。
カウパー液の滑りを借りて、大人の男の武骨な指が、乾いた膣に入り込む。
収縮して締め付けて異物を追い出そうとする体と、ショックで思考が働かなくなってしまった頭。
少女の悲しみと憤りと恐怖の渦巻いた心を置き去りに、ぬち、ぬち、とぬかるんだ音をたてていく。

2本の潜り込んだ指が、内壁を擦って前後に動かされる。
クリトリスを親指が押し潰してくる。
我慢汁の潤いでは足らずにひきつるような痛みのあった膣内は、いつの間にか、ねっとりとした粘液が指に絡み付いていた。

ヌチュッ、ちゅ、くちゅくちゅ…
ちゅぷ…っ ちゅぷ、くちゅ…

愛液が溢れてくる。
どんどん音が大きくなっていく。
姫子は呼吸をするのが精一杯で、上擦る息で「いや」と涙声で繰り返していた。


「なんだ姫子も楽しんでるのか? 恥ずかしいくらい濡れてるぞ」

「っ…、ふ、ぅ…っひ…やら…や…」


分泌した愛液を掻き混ぜるように、ぬるぬると太い指が腟を擦り上げていく。
潜らせた中指がねっとりと執拗に、女の“良いトコロ”を弄くり回す。
大人の男の手管は刺激もなにもかも強く、未成年の少女には抗う術もなく、飲み込まれていった。
思わず出そうになるいやらしい声を、必死に押し殺す。


「すっかり大人しくなったなぁ…。姫子、先生の指で気持ちよくなってんのか?」

「っ…ぅ、ふ、ち…ちがうぅ…、ひっ、や…やめて…ッ それ、やめて…!」

「ははっ、ビチョビチョだな!」


Gスポットを指でノックされる。
いつの間にか3本の指が姫子の襞を掻き分けて入ってきていて、収縮する膣内を無遠慮に撫でていく。
グチャグチャと音が派手になる。
背中が浮く。

ガタンっ、がた、…ギシ…


「はぁー…っ、はぁー、はぁーっ」


机の上で、みっともなく恥ずかしい格好をさせられて、姫子は脱力した。
腰が跳ねるように震えている。
膣内の指をぎゅうぎゅうに締め付けて、一気に発熱して吹き出た汗がじっとりとする。

(……わたし…今、…)

ひく、ひく、としゃくるように泣き出した姫子から指を抜き、体育教師は引っ掛かっていたズボンと下着を脱ぎ落とした。
下半身を丸裸にして、姫子を覆うようにのしかかる。

ドロドロに汚れたブルマの隙間からさらされた割れ目へ、エラの張った亀頭を押し当てる。
姫子は弱々しく首を振って啜り泣いたが、当然、無視されてしまった。
体育教師の腰が前後に揺らめく。
ぬ、ぬ、ぬ、と抜き差しを繰り返しながら、ゆっくりと沈んでいく。

(や、だ…っ、くるしぃ…いた…ぃ…、やだ、やだ、や…っ)

――ずちゅうぅ…ッ


「っは…あっ、ぅ、あうぅ…っ!」


狭い腟内をみっちりと押し広げ、奥まで無理矢理ねじりこまれ、姫子の目蓋の裏でなにかが白く弾ける。
ぶわりと汗が吹き出るような、そんな熱の放出が肌を襲う。

(…もう、もういや…、私、こんな…っ、…あ、あ、あっ)

がた、がた、と机の足が音を立てる。
机を小さなベッド代わりにして、体育教師は教え子の姫子を犯した。
入り口の浅いところを亀頭で弄くり回し、角度を変えて恥骨の裏側を執拗に擦る。
淫猥な“大人の”ストローク。
子宮を押し上げて内臓を圧迫するのもお構いなしに、根本までみっちりと押し込む。

ぢゅぽ、グチュグチュ、ぬち、
ジュプッ、ジュプッ、ドチュッ!

欲望のままペニスを擦り付けて、打ち付けて、“女”の体を凌辱する。
体育教師の力強い腰の動きは止まらない。


「はぁ、はぁっ、姫子…先生、イきそうだ…ッ」


姫子の身体を犯すことに夢中になって楽しんでいた体育教師が、熱に浮かされたような声色でそう言い捨てる。

――男の限界が近い。


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