家族同士の付き合いがある友人一家と一緒に、キャンプ場へと遊びに来ていた。

子供たちがはしゃぎながら駆け回り、バーベキューを楽しむ若者の声、酔いの回ったアルコールが起こす喧騒。
朝、昼、夜、どの時間も人々の楽しむ声が聞こえてくる。
れだけ賑やかだったキャンプ場は、深夜になれば誰もが疲れ果てて眠りについていた。
手持ち花火で遊び、晩酌を楽しみ、そんな夜が過ぎれば後は眠りの世界。
虫や鳥の鳴き声が時折している。

…静かな夜の暗闇で、揉める二つの人影があった。

トイレへと起きて自分のテントへと戻る最中だった姫子を、潜んでいた男が羽交い締めにして炊事棟へと引きずり込んだのだ。
その不埒な男は、あろうことか一緒にキャンプへとやってきた友人の父親だった。
幼かった頃から見知っている相手の凶行に、姫子の心身が竦み上がる。


「うっ、ん、ん、…ん…っ」

(どうして、どうして、どうして…!)


手首を縛られ、口にタオルを押し込まれ、ショーツもハーフパンツも剥ぎ取られてしまう。
下半身を裸にされた羞恥心と恐怖に、姫子はただただ震えて縮こまるしかなかった。
力も体格も違う大人の男を前にして、抵抗して暴れる度胸も勇気もない。
涙をボロボロと流しながら、豹変した友人の父親に怯え続けた。


「そのまま静かにしてようか…、誰かに見られたら恥ずかしいよね?」


言葉は優しいのに、その声音は、ねっとりと張り付くような欲望にまみれていた。
今から何をされるのか…姫子は弱々しく首を振って拒絶を示したが、それで止まれる理性は男にはなかった。

姫子がまだ小学生の頃から目を付けていた。その成長を見続けて、タイミングをずっとずっと待っていた。
彼氏が出来たことは知っているし、もう処女ではないことも知っている。
我慢して、我慢して、そして今夜その劣情が爆発したのだ。
犯したくてたまらなかった娘の友人は、女として今、男の目の前に転がっている。


「緊張してるね…大丈夫、痛い事なんてしない。直ぐに気持ち良くなっちゃうよ…」


友人の父親は随分と優しい声で姫子をあやしたが、手付きは女を求める獣臭い“雄”そのものだった。
それでも優しげな声は混乱して怯える少女を宥める作用があったようで、泣きじゃくりながらも姫子は無抵抗で横たわる。

(何でこんな事になっちゃったんだろう…)

いくら考えても答えなんて解らない。
男の劣情は姫子の心など簡単に置き去りにしていった。

はぁっ、はー、はぁ…
ぴちゃ… ぴちゃ… ジュル、じゅるるっ

興奮したケダモノの鼻息を姫子にぶつけながら、男は女の股間に夢中になって顔をうずめている。
襞を満遍なく舐められ、クリトリスを唾液まみれにされて啜られる。
尖らせた舌先を突き出して潜り込ませ、掻き回されてグチャグチャにされた。


「はぁ…エッチな味がしてきたよ… 姫子ちゃん気持ちいい?」

「っう…ぅ…、ん、ん、ん…」

「すごいな…どんどん濡れてきてる… こんなにヤラシイ体してたなんて… はぁっ、姫子ちゃんごめんね、おじさん我慢出来ないや…もう中に入らせてくれ」


口の周りをテラテラとさせながら、男は窮屈なズボンの前を開いた。
下着ごとズボンを下げて尻を丸出しにし、勃起した股間も曝してしまう。

(待って、待って…! 指で広げてないのに…そんなの、いきなりなんて…っ)

あまりに身勝手な男の性急さに、思わず躙りあがるように身じろぐが、太腿を抱えられて引き寄せられる。

…ヌチャ…

友人の父親の硬く反り勃った性器が、姫子へと押し込まれていった。
強張る膣口をこじ開ける。
串刺しにされる。
エラの張った亀頭が強引に膣口を抜けると、膣は従順に“男”を呑み込んでいった。
ヌルヌルと進んでいき、ずっと奥まで侵略され…汗ばんだ股間がペチンと触れ合う。


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