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「一応無くした場合の再発行も可能だけど、基本一年に一回のみしか発行出来ないから、ほんと無くさないようにしてね」
「あ、あとの他の学校に無いシステムとしては、生徒会と風紀委員会が学校を仕切ってるところかな？ 生徒達が自立したときに上手く社会に適応出来るように出来るだけ生徒だけで計画したり実行したりしてもらって、がんばってもらってるんだ」
「まあ、そのせいでちょっと問題が多かったり、色々大変だったりするんですがね」
「そうなんですが……」
「あとは……うーんと、何かあったかなあ、シマ……？」
「………特色に関しては良いのですか？」
「あーっ、あのですねぇ、うちの学校はほんと変わってて変なんですよ。刷り込み……ってご存知ですか？あの、ヒヨコとかが産まれてから初めてみた相手を親と思っちゃうあれです。それと一緒で周りがみんな好きだったら私も……ってなっちゃって」
「幼い頃から周りに男しかいない閉鎖的空間で、誰か一人が同性に恋心を抱いて、いつの間にかそれか普通に………つまり、一般的にゲイやホモ、バイと呼ばれる人間がとても多いということです」
「そういうことなの〜。偏見とか、あるかな？まあ、あっても今更やっぱ入学止めます、とか言われてもどうしようもないんだけど、ね？」
「ですよ、ね……いや、特に偏見とか無いから大丈夫ですよ」
「ん、よかった。さんの息子さんだから、」
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