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今日は寒過ぎる。雪だって振ってるし地面だって凍って滑りそう。まぁ暗殺部隊が氷で滑るなんてあるわけないけど…とはいいきりれないかなぁ
何気幹部の方々はユーモアがあるし

空から降ってくる儚い氷の粒を邪魔だと感じながらボスの後ろをひたすらついて行く。
ザンザスは本当に自分勝手だ。任務でもないのにどうして私はボスの背中を一生懸命追いかけなければならない?歩くの早いし!本当は休暇だったのに…

幹部にはなれないし、副隊長にもなれはしない私がボスの傍にいるて事が考えただけで恐ろしい。だって、それっていつでも私が死んでOkて事だし。
こんな役立たずが唯一できる事って言ったら盾になる。お取りになる。代わりにし死ぬ。最終的に「死」としかないだろう。
けっ!そりゃ私が死んだって誰も困らないよ?代えは沢山いるし?別に私だって何もできないわけじゃないんだからね。書類を書くのだって人波にできるし任務だってほぼ成功してるもん。簡単な奴しか回ってこないからなんだけどさ!ボスや作戦隊長とかルッスー姐さんは私を甘くみすぎね。
今に見てなさいよーすぐに追い越してやるんだから!

「おい」

「は、はい!」

すいません。ごめんなさい。違います!さっきの追い越してやるてーのはボスじゃなくてですね。ボスを追い越すなんて死んで生まれ変わったてできるわけないですからね。寧ろ生まれ変われなくなりそうですから!ちょっと強がってみましたぁぁ!調子にのってすいませんでしたぁぁ!
ギロリとあの鋭い冷酷な眼で睨まれた私は一定の距離をあけたまま口をパクパク開いて憤怒の炎が自分の体を灰にする所を想像した。

ボスの手から炎が出る事はなく、また前を向くとバーの様な喫茶店の様な店に入っていった。
殺されるかと思った。心臓が今だばくばくいっている。すぐさまその後を追ってボスが抜いだジャンバーを受け取る。お、お酒の匂いだ…
喫茶店のようにも見えたんだけどここの店は普通の人間がイチャコラとかきゃはきゃはするためにはこれないね。

ボスがカウンター席に座ったので私はその近くの禁煙席に腰を下ろそうとしたが首根っこを掴まれ強制的ボスの隣になってしまった。「カスが」と低い声で言われ、殺されるんじゃなくて死にたいと思った。
普通に煙草を吸うボスの隣でその煙を吸って死にたい私とか、おかしいよこの図。誰かぁー綺麗で髪が金髪でボンキュッキュのお姉さんを連れて来てください。この席に座ってもらいましょう。私の命の恩人になってもらいましょうよ。

「飲め」

なんかよくわからないカクテルをバーテン服のおじさんが目の前に置いてくれたのを手につけないでいたらボスからまたもや脅しをかけられた。
あぁ、もうさぁ「飲め」が「死ね」に聞こえるのは私だけ?ピンクっぽい赤い色がすごく可愛い。
だけどボスの護衛中に飲んじゃ駄目だろ、ロン毛隊長にお叱りを受けるのは私なんですよ!

「い、今はボスの護衛中なので、だ、だ、だ、だめなんです、よ」

めっちゃごもった!駄目なんですよ、じゃなくて飲めないて言えばよかったぁああ!失敗した。え?これまさかの任務失敗的な感じになっちゃうの?

チラとボスの方を見れば「ハッ」と鼻で笑って見た事のない緩やかな表情をしていた。
眉間にしわがよってない!

「お前は今、俺が飲むのに付き合ってんだ」

「え…と、だから護衛で」

「お前の仕事は俺と飲む事なんだ、カス」

ウイスキーを飲むボスがすっごくかっこよく見えた。
「カス」が「名前」て名前を呼ばれた気がした。ん?あれなんか悲しくなったからやっぱカスはカスとしか聞こえないよ。マナーとかそんなの関係なくカクテルを一気飲みした。

どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう、どうしようどうしようどうしよう!!
どうしよう!どうしようどいしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう

息がまともにできません

「もっと飲みます!」

「好きなだけ飲め」

「あれと、それと、それもいい」

「カスが!味わえ」

普通に、普通にボスに怒られてる!感動だよ!いつもなら此処で憤怒の炎が店ごとかっ消しちゃうのに今日は店も私も無事だよ!

(はい!私ボス大好きです!)

(ふっ)(わらったぁぁ!)(うるせぇ)(すいません!)


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