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あたしいつまであいつを待てばいいんだろう?

いつまで1人でいればいいのだろうか…

あたしだって年頃の女の子なんだからな!

黒曜中にだって骸には及ばないけどかっこいい人沢山いるんだから浮気するぞ。

『クフフ 名前は本当に強がりですね』

あん時は「は?何が?」て冷たくあしらったけど今思えば嘘でも泣いて呼び止めればよかった。

小さい頃からずっと一緒だった。

親に捨てられて別に死のうが生きようがどーでもいいファミリーの為に人体実験されて…
人生なんてこんなもんか、何の力もないあたしが逆らった所でナイフで人刺しか、無理やり押さえつけられて薬でものまされるか、銃でバーンてとこかなとか考えながら生きてきたあたしの傍にずっと居てくれた人。

物静かであんま喋んない骸が憎いやつらを殺してくれた。

そん時あたしは部屋の隅で骸が切り刻んだ汚い大人の血をがんばって拭き取ってた。
犬とちー君が骸に声をかけられている所を見てから、あたしも自由だー!て場の雰囲気を壊してはならないと思いこっそり部屋を出ようとしたが骸に黒い笑みをむけら阻止されたっけな。

特に行く場所もないので3人について行った。

いや、別について行くつもりはないのだが別行動しようとすると後ろからついて来たから別に嫌がる理由もないのでついて行く事にしたのだ。

イタリアを出て日本に着て、初めて制服を着た時は何だか感激だった。
日本に来た理由は知らなかった。骸達は教えてくれないし、いつの間にか共に行動してたランチアに聞いてもむずかしい顔をした。

取り合えず過去を忘れ中学生ライフを送った。以外に楽しかったのだこれはまた。
骸はあたし達より1つ上の学年で一緒のクラスじゃなかったのが残念だったがつまらない授業も寝たりクラスの女の子とガールズトークしたりして潰した。

突然だった、突然、骸は黒曜ヘルシーランドの一室に押し込んできた。
最初は隠れんぼをしているのかと思ってウキウキしてその部屋で隠れる場所を探してた。
骸と2人きりなんて久しぶりだな、なーんて考えてたら急に後ろから抱きしめられてびっくりした。

『名前。僕達は遠くに行くかもしれません』

『そーなの?どこ行くの?』

骸達が帰ってこないのはしょっちゅうだ。
帰ってくるたび誰かの返り血を浴びてくる。
あたしはまた、そんなんだと思った…

『遠くです…』

『そう。いってらっしゃい』

正直いかないでほしい。
迷惑になりたくないから絶対言わないけどさ、

抱きしめていた手が離れたので後ろを振り向くと骸は苦笑いしていた。
『強がり』自分ではそんなつもりないが骸があたしの本心をしっているのならそうなるのだろうか?
まるで子供をあやす様に頭を撫でられた。
『愛していますよ』耳元でつぶやかれたので流石に赤面してしまった。
手で顔を覆い隠して『待ってるから』と言って骸を背に隠れる場所をまた探し出してると、いつのまにか眠りについていた。

眼をさますとドアはあかなくて…閉じ込められたか。
上の階で爆発音やら叫び声やら沢山聞こえて不安になっり、部屋の真ん中で縮こまって耳をふさいだ。

そう言えば何で日本に来たんだっけ?制服着るため?

その理由を知ったのは骸達が敵であったボンゴレ十代目に部屋をあけてもらってから知った。

優しそうな青年ではないか、彼は真実を話したがらないが家庭教師の方はあたしに現実をぶつけてきた。

あたしはマフィアに対する恨みなんて骸達と過ごす時間が楽しくて晴らそうとかそんな気もしなかった。
だけど、骸達は違った、怨んで、憎んできたんだろう…気づけなかった。
あの痛さと苦しみは、あたしでは癒すことなどできないし。
骸があたしを『愛してる』と言ったのが本当であれば許せるはずなどないんだ。
現にあたしは全てを知って、申し訳ない気持ちと、どこにあてればいいのか分からない怒りで満ち溢れている。

骸はよく『すき』だの『愛してる』だの言うけれどあたしは真に受けずいた。
どーゆう感情だかわからなかったし、
なんか照れくさかった。

一緒にいれないのは辛いよ。

会いたい。もう一度あたしを『すき』だと言って?

早く戻ってきてくれないと…あたし憎しみと哀しさで押しつぶされてしまいそうだよ。

こんなにマフィアが憎かったけ?

硫酸に溶けた彼女
(クフフフ)
(何で隠そうとするの?)
(傷つけたくないからです。)
(だったら置いてかないでよ)



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