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「優しさなどいらない。」

君は僕にそう言った。

「同情なんてしないで」
「いつも通り笑ってよ」
「なんで、笑わないの?」
「ねぇ、骸・・・・・」

名前はそう言って涙を流した。

「生きたい、生きたい」

何度もそう言って、強い君は弱くなっていった・・・

もう、君が居た場所にはいない。
巡り合えたのは、偶然?

それとも、必然?


僕にはどちらを信じればいいのか、わからない・・・

でも、名前が僕と遇えたのは偶然と言ったから偶然、奇跡を信じてみようと思った。

だから、もう一度僕に奇跡を信じさせて下さい名前に会える偶然を僕は信じていますから。


それでも、信じきれない僕がいる。なんで奇跡を信じた君が偶然で亡くならなければいけないんですか?

僕が信じた君がいないなら僕は何を信じればいい?

偶然は奇跡だった

(輪廻を巡っても)
(奇跡なんて)
(起こらなかった)


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