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「骸―――――!!!!」

「苗字さん・・・」


今日も僕は普通に学校に来て。
つまらない授業を裏庭でサボっていました。


そして、また今日も彼女はここに来た。

「また、サボりなの?」

「そう言う君もサボりでしょう?」

僕の隣へ腰を下ろすと君はえへへと言って微笑む。
なんでしょうねこの気持ちは。

「違う。サボりじゃないよ。」

「どう見たってサボりでしょう。」

言い訳とは見苦しいですよ!
クフフ しかし、所詮君もそこらにいる人間と同じなのですね。


「だって違うもん。」

「そうですか。」

ムすっ。
と、頬を膨らましわかってないでしょ!と不貞腐れる君。

「はいはい。」

「あー!骸、完璧解ってない!」

なんなんでしょうね。
解っても何もなりませんよ。

「…授業なんかより…骸の傍に居る事が優先だもん」

「・・・」

それは、告白ですか?
いわゆるそうですか?
苗字さんは意外に積極的ですね。
だから僕の後をついてきたんですか。

「クフフ そうだったのですが。それは失礼しましたね」

「だよ!どちらかと言うと、骸の傍にいない方がサボりになる!」

おやおや。
もう、君の気持は解りましたよw
そこまで、僕も鈍くありませんから。

「それならそうと、名前早く言って下さればよかったのに」

「え!?名前呼び!?」

何を照れているんですか?

「駄目ですか?」

「え?あ、別に。そうだよね私も骸て呼んでるしね!」

君は大胆ですからね。

「じゃ、その頭写真撮らせて!」

「は?」

何を言ってるんですかね?
僕は全然理解できませんよ?

「え、解ってくれたのでは?私まだ宿題のレポート提出してないからさ!」

「だからなんで頭なんですか!?」

「え!?不思議な髪型で・・」

「・・・」




「・・名前なんて嫌いです。」
「えー私は好きだよー?」
「!?」
「その頭」

その後、彼女は結局、宿題を提出することはできませんでした。


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