怖いです。 貴方を失うのが、とても…怖いです。 隣に居るのが当たり前の貴方を失うのが… 怖い。 「隼人…」 貴方の背中に手を伸ばし、 仲間、友のために、 命を懸けに行く貴方を、 引き留めようとする自分がいます。 「?どうしたんだ?」 何故気づかないの? どうして、私の手を振りほどかないの? 抱きしめた背中は、 とても温かい。 ああ、隼人が此処に居る。 このまま時が止まってしまえばいいのに そんな事を願う私は愚かで弱いのです。 でも、貴方はいつか動き出す。 敬愛なる者の笑みを守るために。 握りしめたシャツはきっと、今日も赤く汚れるのだろうか? 「名前―‐…」 貴方の手に引かれ、今度は貴方の胸の中へ。 鳴り響く心臓の音。 私が居る場所は此処、 帰る場所は此処、 もし、無くなってしまったら私は、私のままでいられるかな? 君の傍らにいたい (また1人置いて行かれて) (隼人の帰りを待ってる。) |